亡国の参謀長の日記
公国暦850年 皐月8日め
私はゼル.ラーバルだ。誰かこの日記を見てる事を信じて書き残す。我が公国は滅亡の危機にある、もう帝国がすぐそばまで来ている。私は殿として首都に残らなくてはならない兵力は帝国が約100万首都を守る殿が20万だけだ兵力差が圧倒すぎる魔導士が兵の半分の帝国に対して我々は全ての魔導士を最終決戦のために、ここには居ないだからこそここで帝国を減らさなければならない。正直私にやれるだろうか。
10日
4つある正門の内1つが破壊された急いで修理させたがもう持たないだろう。昼夜問わず魔法と弓が飛んでくる負傷者も沢山でてしまった。
12日
また、門が破られた首都にある3つの塀のうち外側が占領されてしまった。もう、20万居た兵が10万まで減ってしまった。
15日
もう、抑えることができない。仕方がない最後の手段の準備の為に城に魔石と油を集めて配置した。
18日
もう、敵が塀2つ目を占領し城本体にまで攻めてきた。兵は5万ほどしかいない仕方がない2日後に最終の手段を実行する。明日の夜兵のうち4万を城の秘密道から外に脱出させることにしよう。
20日
城本体の門を閉めて塀を見捨てた、これで気が楽になった。残ってくれた1万の志願兵はほとんど老人だったが敵を最後の塀の中までに引き寄せることに成功した。明日の朝に城本体の門が破られて私がいる部屋魔できたら魔石を魔力暴走で爆発して敵ごと死ぬつもりだ。部下に指令書を渡して無理やり脱出させたが若い連中を死なすわけにはいかん。
~21日早朝城内部~
「皆爺だけで良くここまで防衛してくれた。最後に皆に指示がある、最終決戦に控える若者達のために最後の一人となっても抵抗し勤めを果たせ」
『おう』
その老兵達のかけ声が聞こえた2時間後城が内部から敵兵80万と共に吹き飛んだ。
最後にゼルと老兵達を見たものはゼルの部下だけだった。
~END~
何となく思いついて書きました。反省はしていない、むしろ満足感がある。