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元余生闇精霊は結婚する2

披露宴でお母様の木彫第二弾が披露されるそうです。

恐ろしいよ。


御成婚パレードで沿道から歓声をかけられた時

私、超セレブと結婚した実感わきました。


でも、いいんです…シグさんと一緒にいられれば。


私、当たりくじ引いたよね。

セレブだからじゃなくて

前世からの記憶だけじゃなくて。


ただ、現在の私だけを好きだと言ってくれる人…。


なんて、幸せ者なんだ。


「今日のお気持ちを一言。」

記者に聞かれた。

「とても、幸せです。」

私は微笑んだ。

心の奥底から出てきたんだよね。


うん、幸せだ…。

目の前の半裸のシグさんと私が抱きあってる木彫さえ

みなければ…。


「王妃様、傑作ですわね。」

エーシア夫人が言った。

「そうですの、すごくノミが進みましたの題は『闇と光の融合』ですわ。」

王妃様が言った。


「ちか…やっぱり、本物の方が綺麗だ。」

シグさんが甘やかに微笑んで口づけをした。


シグさんダメージじゃないのかな。


「おめでとう!これで孫嫁だね!」

先代王シャルル様があらわれた。

「ありがとうございます、シャルル様。」

私は言った。

「グランパシャルルだよ、ちーちゃん。」

シャルル様が言った。


後ろに誰かつれてきてる。

ん?なにそれ?


「まあ、あなたが、ちかさんね。」

シグさんやシャルル様と似た金髪美人の女性が

赤い髪の長身の男性にお姫様抱っこされたまま言った。

二人とも中年以上の歳らしい。

「はい、相川千嘉です、よろしくお願い致します。」

私は言った。

「おばでグーレラーシャ傭兵国に嫁いだ、アンネ・グーレラーシャとその夫で先先代国王陛下のラシティウス様です。」

シグさんが教えてくれた。


「よろしくね、私の事はアンネ叔母さんって呼んでちょうだい。」

アンネ様がいった。


あ、アンネおばさん?


「よろしく頼む。」

ラシティウス様が言った。


その間もひと時たりともアンネ様を離さない。


うーん、ラブラブだな。


「僕の前で良い度強だよ。」

シャルル様が呟いた。


ああ、娘さんだもんね。


披露宴には沢山美味しそうな料理もお酒もでたのに、

まったく食べられなかった。


「シグルト、良い嫁を貰ったな、へたに国外の名家なんぞより貰うと物入りだからな。」

ミシェル国王陛下が言った。


私ゃお買い得嫁かい?

まあ、シグさんさえいればいいんだよね。


「私はちかしか花嫁は迎える予定はありませんよ、父上。」

シグさんはそういって私を抱き寄せた。

「うん?いいんだよ、それでね。」

ミシェル国王が言った。


まあ、異世界人くらいしか

変わった特徴ないしね。


というか…このあとうれし恥ずかしの初夜だよね。

まあ、その…おとななんだからいいじゃないですか

でも、ドキドキは同じだよ…。


ああ、シグさんをみるとドキドキするどうしよう?


ふつつかものですが末長くよろしくお願いいたします。

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