表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
49/55

グーレラーシャの戦竜は見た

シグルト、実はうちのお父様と

実は同類項なの?


「ちか、再従兄弟のリツデイラ・グーレラーシャです。」

ほぼ同年代な吹雪の王子は甘く

婚約者に言った。


わー、いつも冷静沈着で冷ややかなやつなんになんでこんなに甘いのさ。


私はリツデイラ・グーレラーシャ、グーレラーシャ傭兵国の現国王な姉リエスディア陛下の妹で現在求職中の高等戦士だ。

だって、戦争終わったんだもん。


どっかにいい仕事無いですか?

独身だからどこでも行けますよ。


二つ名は『グーレラーシャの戦竜(センリュウ)』です。


ま、いいや、ともかく再従兄弟のシグルトが結婚するんで、お祝いいいに来たんですよ。

お姉さまの代理で。


「はじめまして、相川千嘉です。」

濃い緑色の髪と瞳の落ち着いた大人の女性が言った。

「こんにちは、グーレラーシャ傭兵国の王妹(オウマイ)のリツデイラ・グーレラーシャです。」

私は言った。


まあ、膝の上に抱き上げてるくらいいいか。

グーレラーシャの男性ならもっと抱き上げまくってるだろうし。


お父様はいまでも明正和次元でお母様を抱き上げまくってるだろうけどね。


私はいいや、甘いのは適度で。

だって、明正和育ちだもん。


「千嘉さんは日本人ですね。」

私は言った。

「リツデイラ様は…王女様?」

千嘉さんは言った。

「一応、でも中高校は明正和学園です、がっつり庶民感覚なんです。」

私は言った。

お母様が日本人だしね。


幼年学校行ったあと、留学したんです。

高校のあと傭兵学校も行ったけどね。


守護戦士准1級と高等戦士もってる

グーレラーシャ人なんて私くらいだよ。

って思ってたのに、最近は少しいるらしい。


「え?王女様はさすがに美人だなって。」

千嘉さんが言った。

「ちかのほうが綺麗だ、あれは鑑賞用だ。」

シグルトが言った。


おい、鑑賞用はお前もだろ?

この冷凍王子!


「殿下、言い過ぎでございます。」

外務担当官?クレシアは外務官か…が言った。


よくあの駄々アマ空間で平然とできるよ。


まあ、うちの駄々アマの両親に比べればまだま

…おい、客の前でキスすんな、長々と。

こっちは一人身なんだからな


「シグルト、お姉さまが結婚祝いの飴タワー送りたいからどんなんがいいかきいてきてって言われたけど。」

なんだっけ?

二つ名あるとテーマ決めやすいんだけどな。


「熱湯王子と美女でいいんじゃないか?」

シグルトが千嘉さんの髪をもてあそびながら言った。

「え?ちがいます、美形王子と元余生闇精霊です。」

千嘉さんが言った。


なるほどね。


「熱湯王子と元余生闇精霊で作ればいいんだね。」

私は言った。


飴タワーはスルーなんだ、シグルトはともかく千嘉さんはしらないと思うけど?


「あの、結婚祝いの飴タワーって、そう言えばなんですか?」

千嘉さんが言った。


反応鈍いだけか。


「グーレラーシャ傭兵国は飴細工が繊細で結婚のお祝いに飴細工のタワーを送るんですよ。」

シグルトがその飴より甘い声で言った。


うーん、私、お邪魔?

早々退散したほうがいいかもね。

ま、お二人ともお幸せにね。

リツデイラは女王陛下(多分)と異世界人(確定)の主人公と相手の子どもです。

アマアマなのはその人たちです。

よろしくお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ