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余生から復帰闇精霊は考える

更新時間遅れました。

申しわけございません。

レーギュウス・ムーラアが来る。

レイが来てしまう。

まだ、好きだったらどうしよう?


「シグさん。」

私は通信機で商品の在庫をチェックしながら呟いた。


レイが来るだけで私はこんなに動揺するんだ。

でも、好きと言うのと違うような…。

ああ、ワケわかんないよ。


「アイカワさん、カイトの坊っちゃんが来てるわよ。」

ハーシェル管理室長が言った。


今日は週に一回のエーシア商会バイトの日だ。


戸口を見るとカイトの若旦那が手招きしてる。


「なにかご用ですか?」

私は言った。

「ちか、お前、胸あるよな。」

カイトの若旦那が言った。


せ、セクハラ?


「勘違いすんな、シグルトからドレスの注文受けたんだが、なんかいつもと違うんだよな、露出が少ないようにだの、胸が目立たないようにだの、いっそ、ベールかなんかでおおいたいだの?なんかあったんか?」

カイトの若旦那が言った。


…シグさん、過剰反応だよ。

まあ、私もグルグルしてるけどさ。


「えーと、私の元彼が来るんで過剰反応してるのかも知れないです。」

私は言った。

うん、単なる元彼だよ、レイは!


「そうか?別により戻す気はないよな?」

カイトの若旦那が言った。


あー、ストレートなひとだな。


うーん、戻す気は全くないんだけどさ。


「シグルトを捨てるなんて許さないからな!」

カイトの若旦那が言った。


男の友情?スゴいな。


「私、シグさんが大好きだからよりなんて戻さないよ。」

私は言った。


うん、言われれば言われるほどそういう感じがする。

シグさんのほうが私にとって大事だって。


「…本当だろうな?シグルトは多分お前に裏切られたら二度と女を好きになんないだろうからな。」

カイトの若旦那が言った。


や、やっぱり?それは責任重大だよ。


「私が捨てられることはあっても、シグさんを捨てることはないよ。」

私は言った。

うん、本心からの言葉だよ。

「シグさんの事愛してるから。」

続けて宣言した。


わー、こっぱずかしいなぁもう。


「ちか。」

いきなり後ろから抱きつかれた。

「し、シグさんなんでいるのさ?」

私は言った。

まだ帰る時間じゃない。

「ドレスの注文方々、こいつが気が弱い事言うんでな、悪かったな、驚かせて、ハーシェルおばちゃん席をはずそうか?」

カイトの若旦那が言った。

「若いって良いわね。」

ハーシェル管理室長が言った。


二人が出ていったとたんシグさんに

向きを変えられて口づけされた。


「シグさん、不安だったの?ごめんね。」

私は言った。

「ちか、愛してます。」

シグさんがきつく私を抱き締めた。


ああ、なんかレイが入る隙間ないや。

私はシグさんだけで手一杯だよ。

シグさん、愛してる。

うん、私は大丈夫だよね。

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