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プロローグ
プロローグ
目の前に広がるのは、黒い森と紅の空、足元に広がるのは血のような池だった。
森林の中に存在する恐怖を刺激するような感覚に、スグハは怯えを隠せない。
血生臭い何かが鼻の奥を突き刺して、目の奥がじんわりと熱くなる。
スグハの目の前に立つ女性。黒ずんだ煙を出している刀をただ一点に、ワンピースの少女に向けて睨んでいた。
「――――」
聞こえない。彼女の言葉が。
それはスグハの幻聴か、または誰かの妨害か。
必死に何かを伝えようとしている女性の声は、スグハの耳には届かなかった。
瞬間、目の前は明滅を繰り返す。
ゆっくり、ゆっくり、スグハの意識を削いでいくかのように。
どうも!プロローグが一番最初ではありませんが、これは予定されていたものなので大丈夫です!




