前作主人公の扱い
漫画やアニメ作品において人気が出たモノは続編が作られる事がある。
そのまま主人公が同じなら前作同様そのまま続けていけばいいが主人公交代の場合は前作の主人公をどうするかが問題となる。
主人公補正という言い方があるように主人公にはある種の補正が掛かる。
主人公交代だと前作主人公は主人公ではなのだから補正は消える。
主人公だけが持つ特殊な補正が消えた前作主人公は当然弱体化する。
大体5つのパターンがあるように思う。
1、新しい主人公側の仲間としてサポート役に回る。
2、闇堕ち、または新しい主人公側の敵として登場。
3、そもそも登場しない、またはちょい役としてだけ登場する。
4、極端に弱体化させ新しい主人公の引き立て役として登場。
5、主人公補正を失わず新主人公と同格並またはそれ以上に活躍。
1の新主人公の仲間として登場はよくあるパターンである。
ジョジョ4部6部の空条承太郎とかZガンダムのアムロ・レイなどがこのパターンか。
控えめな活躍で新主人公を食わずのバランスである。
2の闇堕ちはスターウォーズのダースベイダーが例。
元はジェダイのアナキンスカイウォーカーがダークサイドに堕ちて新主人公のルークの前に立ち塞がった。
3、そもそも登場しないは前作で主人公が死亡している時は当然出てこない。
もしくは何らかの事情で出てこれない、または強すぎる為に「もう全部こいつ1人でいいじゃないかな」状態なキャラは作者も手に余るため敢えて出してこない出してきてもちょっと顔出し程度のパターンである。
4、極端に弱体化させて新主人公を引き立たせるは「けものフレンズ2」でのカバンちゃんがそれに当たる。
知能も行動力も能力も極端に低めて新主人公を引き立たせる手法。
ただこの手法は前作ファンからの怒りを買うため余り使われる事はない。
5。新主人公以上の活躍をするは余り見かけない。
無くはないが新主人公を食ってしまうためこの手法も使われる事は少ない。
前作主人公を大活躍させるならそもそも主人公を交代する必要は無い訳で。
まぁ、これ以外のパターンはお目にかからないが私が知らないだけであるかも知れない。