新世紀GPXサイバーフォーミュラ
イラストレーターのいのまたむつみさんが亡くなられましたね。
私がいのまたむつみさんを知ったのはドラクエの小説だった。
当時ドラクエには小説があってその表紙絵や挿絵を担当されていたのがいのまたむつみさんである。
宇宙皇子とか名前を聞くと懐かしく感じる。
見たことはないけれども当時話題になっていた…筈。
1991年に放送されていたサイバーフォーミュラというアニメ作品があった。
キャラクターデザインの原案をいのまたむつみさんがされていた作品である。
最初はTVでやっていたもの。
その後OVAで11、ZERO、SAGA、SINが出された。
私的にはOVA辺りは観た筈なのだけれど内容の記憶が薄い。
どちらかというと最初のTV版の記憶だけがある。
この作品は水素エンジンだかで動く車のレースである。
主人公は風見ハヤト、確か弱冠14歳の少年が行きがかり上人口知能搭載のレーシングカー「アスラーダ」に乗り込んで強敵達と激しいレーシングバトルを繰り広げる…みたいな話。
キャラは鮮明に覚えていてナイトシューマッハ、新城直輝、ブリード加賀、ランドル、グーデリアン、ハイネル、ブーツホルツ、大友譲二の名前は顔と共にはっきり思い出せる。
女性キャラも菅生あすか、城之内みき、葵今日子がいた。
この作品はキャラがそれぞれ立ってて面白かったんだよね。
グッズも何かCDドラマみたいなのが出ててキャラ達が暴れ回っていたような。
で、私は初期のTVシリーズで卒業してしまい、長い間OVAは見ていなかった。
これまた随分前の事になるのだけどOVAを見る機会があってざっと見てみた。
感想は…。
このシリーズは何年か続編の運命というべきか途中から変な特殊能力みたいなのが出てきて変な領域に入っていって何か実につまらなかった記憶が。
風見ハヤトが超人のごとく敵無しになっていってあれあれと思った。
ランドルも天才からかつての天才になっていたし。
それでシリーズの最後はラスボス加賀との戦い。
加賀は初期の頃からハヤトの前に最後に立ち塞がってくるだろう強敵と思っていたので、それがラスト作品で激突し決着を見たのは構成的には綺麗に終わったと思える。
この作品においてはキャラというものやキャラ作りにおいて多分かなり影響を受けた気がしなくもない。
とはいえ私は漫画家でもなければラノベ作家でも脚本家でも何でもないが。