原作者と脚本家
まぁ、何やらニュースになっていたりSNSで話題になってたりしますね。
小説や漫画が映像化された場合、原作改変の問題は昔からあって正しいか正しくないかはそのスタッフの腕次第という事になる。
ファンからすれば原作に忠実に映像化して欲しいと望むだろう。
原作者は原作に忠実にして欲しいという作家とお任せしますという作家に別れる。
お任せしますにして想像よりも良い出来になった作品もあれば任せるんじゃなかったと作家が嘆く出来に仕上がった作品もある。
基本的にアニメでは良くなったという話は稀にあるが実写ドラマでは聞かない。
まぁ、どちらにしても手掛けたスタッフの良し悪しである。
ちなみに原作者軽視はテレビ業界にも出版社にもあるだろう。
原作者なんぞ腐るほどいる、口を出すな嫌なら辞めろ…というブラック思想は別に一般企業だけの話ではないと思われ。
日本自体がクリエイター軽視で余程大ヒット作家でもなければ人間扱いはして貰えない世界かも知れない。
私は作家でも業界人でも何でもないので詳しく知らないけど。
で、原作者とは違う場所にいるのが脚本家と呼ばれる人々。
彼らは言うなれば漫画や小説を映像化させるに当たって原作を使って書く仕事なんだけどいわゆる二次創作に近い人々である。
まぁ。同人作家と同じくオリジナルは作れない人々である。
当然オリジナルありきでありそれ無しでは存在しえない。
もっともオリジナル作品を描ける脚本家もいる事はいるが、大抵は二次創作的に生きる人々である。
原作者と脚本家、どちらが上かと言えば全て自分で作り出せる原作者が上ではあるが実のところ得手不得手の問題でもある。
二次創作を得意とする人間は一時創作が苦手であるが、その逆も言える。
一時創作を得意とする人間は二次創作が苦手である。
脚本家は脚本のプロ…とは言っても真面目に仕事して人間もいれば惰性で仕事してる人間もいるだろう。
何か良くわからないメンツにこだわっている人間もいるかも知れない。
原作者が書いたモノより自分が手を加えたものの方が面白いと考える人間がいてもおかしくはない。
原作者に口を出されるのが何より嫌いな人間もいるだろう。
私的には脚本家って整合性そっちのけで早く脚本を上げる人間が仕事を貰えるみたいなイメージがあってクリエイターとは違う位置にいる人々という認識が。
漫画をアニメにするのと漫画を実写ドラマ化するのはまったく別物で実写化の方が難易度が高そうに見える。
高そうに見えるだけで実際のところ邦画やドラマなんぞレベルが低いと感じている私にはアニメの方が優れていると感じる。
何せ海外で通用するのは邦画ではなくアニメなのだから。
そのアニメにしても改変でグダグダになったものもあったりで。
近年では映像、脚本共に酷かったエクスアームとか。
それにしても原作者の希望無視で突き進んだ日テレとドラマ制作部、そして本来作家を守べき立場の小学館。
組織的に内部の腐敗が著しいんだろうね。
知らないけど。
まぁ、どこまでいっても素人考えである。