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勇者だけが魔王を倒せるのか?

ゲームやアニメのファンタジー作品の中で主人公が勇者というのはよくある。

これっていつからだろうか?。

ドラクエ3の勇者が有名であり、何か特別な能力と運命を兼ね備えた存在として描かれた。

その影響を受けた後のクリエイター達は勇者という職業が最上位職の存在として描いてくる事が多い。

これは戦隊シリーズにおけるレッドがリーダーみたいなポジションに勇者が当てはめられパーティーのリーダーは勇者というパターンが確立された。


勇者と魔王。

現実的に考えれば勇者パーティーと呼ばれる数人の人間達が魔王や四天王、魔軍の将や魔王軍などを相手に連続して戦い勝つというのは不可能に近い。

そもそも勇者というのは称号であり職業ではない。

というか勇者がリーダーである必要もない。

勇者という職が何なのかも分からない。


勇者には神の加護や他にはない特殊な武具を装備できたり勇者専用の魔法やスキルが存在している。

そして血統もまた高い。

日本人大好きの血統主義であり世襲であり勇者の父は勇者であったり、あるいは王族であったり何か人外の存在であったりする。

一般の平凡な平民が勇者になる事はないし、あったとしてもストーリーの中盤以降で実は…と真実が明るみに出る事が多々ある。


勇者とは魔王を倒す職であり魔王が存在していない世界では勇者の職は成立しない。

魔王がいるから勇者がいるわけであり勇者が存在しているのなら魔王がいるというワンセットだ。

つまりドラゴンが存在しているから存在するドラゴンスレイヤーやゴブリンが存在しているから存在するゴブリンスレイヤーみたいなモノだ。

魔王は英語で何と言うのか知らないがデーモンキングならば勇者はデーモンスレイヤーという事になるのか。

ここで気になるのは魔王や魔族戦特化の勇者がドラゴンや他の系統のモンスター相手にも圧倒出来るという矛盾。

専門家は専門家であった方が良いと私は勝手に思っている。

だからこそ職の違うパーティーメンバーがいるのでは?というのは確かにそうなのだが、その少人数メンバーだけで大群である魔王軍と戦えるというバランスの悪さ。

無双系はある種爽快感があるが、地味に戦う系もまたある種の面白味はある。

まぁ、私的には勇者だけが魔王と戦い勝てるという設定はいかにもであり別に戦士や魔法使いなどが何とか魔王を倒すのもアリでもある。

というか物理で倒せるなら勇者でなくとも魔王に勝てる計算になる訳で。


結局何が言いたいかと言うと、複数の主人公達が魔王や四天王、魔王軍に挑むみたいな作品が読みたいなーと。

そんなモノ長編になるし余程ストーリーもキャラも作り込み面白く描ける作家でないと書けるモノではない。

多角的視点やプロット力も求められ整合性のあるモノを作るとなると困難である。

何よりカロリー高めのモノを書いても地味な作品や複数主人公達が活躍するモノは誰も読まないという。

しかしそれを成立させる事ができれば飽和ファンタジー作品にも新しい風が吹くかも知れないとも感じる。

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