表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

メイドさんはバンクが見たい2

作者: そえじろう

私はとある屋敷に勤めるしがないメイド。


ある日私は知ってしまったのです。


私が仕えるアリスお嬢様が魔法少女であることを……。


「おーっほほほほほ。さあさあどんどんやっておしまい電気ウナギ怪人」


悪の女幹部タカビシャーナは手下の電気ウナギ怪人を使って周囲の人々からどんどん精気(若さ)を吸い取っているようです。


その場で倒れこむ人々、私もこれ以上近づいたら大変なことになりそうです。


「待ちなさい、これ以上勝手な真似はさせないわ!」


「アリス、変身だ!」


「うん!!」


妖精さんの力を使って魔法少女へ変身するお嬢様。あのフリフリの衣装を着たお嬢様、相も変わらず尊さの極みとしか言いようがありません。ハアハア。(因みに変身は一瞬なのでバンクはありません)


そしてタカビシャーナはお嬢様をにらみつけます。


「現れたわね魔法少女。電気ウナギ怪人、軽く蹴散らしておやり」


「ウナウナ」


電気ウナギ怪人は頷いてお嬢様へ電撃ビームを食らわせます。


「キャーアアあアアああああばばばばばばば――」


大変です! お嬢様が攻撃を食らって感電しています。


「どうしたのアリス?」


あ、妖精さんダメ! 今のお嬢様に触れたら。


「しっかりするんだアリズぁぁぁあああばばばばばば――」


ああ妖精さんも一緒に感電してしまうなんて。


「おーっほほほほ。勝負あったようね魔法少女」


大変大変大変、何かお嬢様を救う手立ては……。


は! そこの路駐車にスペアタイヤが備え付けてあります。あれを拝借しましょう。


「うりゃああああああ!!」


私が投げたタイヤは見事電気ウナギ怪人へヒットしました。


「ウナアアア!!」


「どうしたの電気ウナギ怪人!? これは電気ウナギ怪人が苦手とする絶縁体(ゴムタイヤ)!! 一体誰がこんなことを」


なんだか予想以上にひるんでますね。学生時代のハンマー投げ経験が思わぬところで役立ちました。


「い、いい……今だよアリス」


「まままま、任……せて」


いよいよお嬢様の必殺技バンク。今日こそは見逃しませんよ。


「あっ! またあなたこんなところで道草して」


声の方へ振り返る私。


「げ! メイド長!!」


「げ! とは何よ失礼ね。そんなことより探したわよ。今日は奥様主催の定例婦人会の日でしょう。忙しいんだから早く来なさい」


「いーやーでーすー! 今日こそはお嬢様のバンクを見せて下さいーー!!」


「何を馬鹿なことを言っているの。いいから早く来なさい!!」


そして必死の抵抗もむなしく引きずられながら連れ戻される私。


「ミラクルアリスビーム」


「ウナアアアア!!!!!!!」


「く、次は負けませんことよ。おーっほほほほほ」


という声が遠くで聞こえるのでした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ