特別編 Zクラス名簿
Zクラス生徒一覧
王子ユーリが見つけ出した世界各地より集まった「突出した才能」、いわゆる「異能」を持った子供達。
()内は年齢。
ルイシャ=バーディ(15)
運動魔法勉強全てにおいて才能のない村育ちの少年。ひょんなことから無限牢獄に閉じ込められ、そこから脱出する過程で魔王と竜王に鍛えられ驚異の成長を遂げる。
弱かった過去のせいで「強さ」というものに狂気的な執着を見せる時もあるが、基本的には善良で心優しい人物。自分を育ててくれた魔王と竜王の優しさに心を打たれ、自分も誰かに何かを「与えられる人」になろうと思っている。
様々な人に色々な技術を教わり、それらを複合して型に捉われない戦法を得意とする。
〈異能〉
魔王直伝の魔法と竜王秘伝の気功術。
強くなることへの欲求。
シャルロッテ・ユーデリア(15)
伝説の勇者の子孫であり、勇者の力を濃く持って生まれた少女。愛称はシャロ。
勇者の子孫として強くあらねばという思いから幼少期から過酷な特訓をしており、同年代では敵ナシ、大人でも彼女には勝てなかった。
そんな環境に長くいたせいで彼女は自分の強さに驕っていたがルイシャに完敗してからは元の心優しい性格に戻っており、また素直にしてくれたルイシャにぞっこんになってしまう。
偉大な先祖には敬意を払ってはいるが、会ったことがあるわけではないので盲信しているわけではない。
中身は乙女。
〈異能〉
勇者の子孫のみが使える特別な魔法と勇者が伝え遺した剣術。
アイリス・V・フォンデルセン(14)
魔族の中でも稀少種族である吸血鬼の少女。血液を使う魔法を得意とする。
彼女の一族は魔王テスタロッサに絶滅の危機を助けてもらった恩があり、その心を今も忘れていない。なので彼らは三百年たった今でも行方知れずの魔王を探している。
アイリスが学園に入学したのも勇者の子孫であるシャロから何か情報を引き出すためである。
後にルイシャが魔王の弟子だと言う事を知ってからは彼のサポートをするためメイドになる。ぶっちゃけ顔が好みだったこともありメイドの立場を利用してすぐに寝込みを襲おうとする。アイリスは顔が整った者が多い吸血鬼の中でも飛び抜けて顔がいいので、ルイシャも強く拒むことはできない。
〈異能〉
魔族特有の高い魔力と強靭な肉体。
吸血鬼一族固有の能力と血液魔法。
ユーリ・フォン・エクサドリア(14)
エクサドル王国の第一王子。頭脳明晰運動神経抜群、さらに顔もいいというエリート。
しかしそれに驕ることなく自分が次期国王としてどう国の役に立てるか常日頃考えている王の鑑とも言える人物。入学試験で見たルイシャの力に興味を持ち声をかけた。
Zクラス計画を成功させるため、今日も胃を痛めて生徒たちの不祥事を処理している。
〈異能〉
才能を見抜く優れた観察眼。
イブキ・アイアンハート(14)
王子であるユーリの護衛。イブキの家系アイアンハート家は代々王家の護衛を務めている。王子とは幼馴染みであり、幼少期から良き友人として共に過ごしていた。
なぜかフルフェイスの兜を常日頃被っており、その下の顔はユーリでさえ十年以上見ていない。
「〜っす」という語尾が特徴的で飄々とした性格。しかし王子の護衛という自らの使命には真剣で、有事の際には命を賭けて戦う。
兜の下は[secret]。
〈異能〉
特に無し。
しかし剣の腕は同年代を遥かに凌ぐ。
ヴォルフ・ブラックバイト(14)
狼の獣人。先祖返りという珍しい能力をもっているせいで同種である獣人から白い目で見られており、それが嫌で人間の住むエクサドル王国に来たのだがここでも獣人差別にあったので人間不信に陥っている。
金が無くしょうがないので学生支援に厚い魔法学園に入学したところ、ユーリの目に止まる。
獣人差別に遭ってたところをルイシャに助けてもらった事で彼の事を「大将」と呼び慕うようになる。義理堅く情に厚い人物。
〈異能〉
先祖返り。
バーン・バレッドレッド(15)
赤いモヒカンが特徴的の少年。筋トレが趣味のため体は引き締まっている。
厳格な家庭で生まれ育っており、両親は頭を使う職についている。なのでバーンもその後を継ぐよう言われ育てられたが反発、逃げるように王国の魔法学園に入学した。
王国近くの中規模の町出身。ドカべとメレルとは小さい頃からの仲。
〈異能〉
爆破魔法。
メレル=レバティア(14)
背の低い悪戯好きの少年。走るのが何より大好きで、暇さえあれば野山を駆け回っていた。
バーンと同じく厳しい家で、勉強もせず走り回っているのをよく怒られていた。
ある日魔法学園に行くと言い出したバーンの話に乗っかり共に王国へ向かった。
〈異能〉
常人離れした速度上昇魔法。
ドカベ・アバレシア(15)
メレルと対照的に非常に大柄の少年。見た目通り力も強いが小心者であるため戦いは好きではない。
優秀な戦士の家系に生まれているため、最初はその恵まれた肉体を両親に褒められたが、徐々にその内気な性格が露見しいつしか見限られてしまう。
そんな家に嫌気が差してきた頃、バーンに魔法学園のことを話され一大決心をすることになる。
〈異能〉
常人離れした防御魔法。
チシャ・ロックホムズ(15)
小人族の少年。
手先が器用で罠の解除や鍵の解錠を生業とし、魔法や戦闘はからっきしのハーフリングの中では非常に珍しく魔法の才能を持って生まれた。
その反面ハーフリングの強みである手先の器用さ等は全然ダメで、仲間達から出来損ないの烙印をおされ、耐えきれずハーフリングの集落を飛び出し魔法学園へ入学した。
攻撃魔法は苦手で、得意な魔法は解析魔法。
〈異能〉
解析魔法。
カザハ・ホマンデーナ(16)
赤髪とチシャ並に低い身長が特徴的な少女。
クーべ地方という王国から離れた土地の出身であり「〜やな」といった特徴的な言い回しをする。
幼少期に一人で山で遊んでいた時に不注意から[secret]し、虫と契約する事になった過去がある。
その為彼女は体の組織の半分以上が虫で出来ており、その代わりに自分の魔力を分け与えている。
親友は千脚百足のムーちゃん。
〈異能〉
体内に住む虫とそれを操る能力。
ベン・ガリダリル(15)
真面目な性格と黒縁眼鏡が特徴的な男子生徒。Zクラスの委員長的な存在。
見た目に違わず勉強が得意。しかし魔法の腕はからっきしで初級魔法すらマトモに扱えない。
しかし後にルイシャに[secret]の才能を見出される。
〈異能〉
高い知能と深い知識
[secret]
ローナ・ホワイトベル(14)
クラスのマスコット的存在であるおっとり系女子。
ぽわぽわした性格と豊満な胸の持ち主で男女問わず人気がある。
とある村の聖女的存在で、高い治癒能力の持ち主である。
〈異能〉
常人離れした治癒能力。
パルディオ・ミラージア(16)
お喋りでお調子者な長身の青年。
元は貴族の出だが、最近没落気味。
普通の魔法は全然使えないが、唯一[secret]魔法という珍しい魔法だけは使える。
〈異能〉
[secret]魔法。