したんだ
失恋したんだ あの秋の日
突然告げられた別れを受け入れられなかった
絶望したんだ あの秋の日
突然告げられた別れに生きる意味失う
青い海が波打つ 白い砂浜の記憶
遭遇したんだ あの冬の夜
偶然の始まりに熱を受け入れられなかった
紅潮したんだ あの冬の夜
偶然の再来に熱が蘇る気がして
人の海が波打つ 暗い街中の記憶
悲しかった無彩色の海を越えて
訪れる春の温もり
もしそれが幻にすぎなくても
信じたい春の香りを
そして 時が過ぎ——
今も思い出すのは
初めて見た涙
いつも懐かしむのは
初めて見た微笑み
今も悔やんでるのは
再び来た
さよなら