プロローグ2
〜とある日のとある記録会
「位置について、よーい、ドン」
私は水遊湊、来葉田高校3年生。にして、この名門の来葉田高校女子駅伝部主将。まあ、名門といってもここ10年くらいは全然結果を残せてなくて、去年の県駅伝も15位なんだけど・・・しかも、今の部員は2人だけ。2人部員が入って来ないと駅伝にすら出ることができない。そんな状況なの
ハァハァハァハァ
12分50秒
今日の記録会の3000メートルの結果だった
途中までは快調に飛ばしていたが、2000くらいから急に足が動かなくなって結局死にかけながらゴールした。流石にこれはひどい。もう無理なんじゃないかとも思い始めて部のこととか全然考えられずに1人で絶望していた
「せ、先輩!今日がたまたま悪かったですよ。」
たった1人の部活の後輩の木原真中はそう声をかけてくれたけどそんなので私の気持ちが晴れることはなく、ただ、「うん」と呟いただけだった
そんな部が廃部寸前で、私も絶望のドン底に陥っていた時、赴任して来たあの先生に出会って運命が変わったんだ
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「せ、先輩、今日がたまたま悪かっただけですよ」
私の名前は木原真中です。
人と話すのが苦手で、この来葉田高校女子駅伝部副主将です。
人と話すのが苦手な自分が嫌いで、治したいと思ってるんです。
今日も、記録会で、失速してしまった先輩にそんな声をかけるしかできなかだだのが本当に辛かったです
そんな私を救ってくれたのはあの仲間たちとあの先生でした。
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「ここが来葉田高校か〜」
私の名前は金城時宮華!
今年からこの来葉田高校に入学したピッチピチの1年生!
私はバスケが好きでね、高校でもバスケ部に入ろうと思ってるんだ♪
成績も平凡でバスケも得意ではなく、なんでも普通で、元気だけが取り柄だった私の日々を変化させてくれたのはあの部、そしてあの先生だった♪
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「ハァーーーーなんでこんな練習させられるんだろう」
私の名は火ノ谷美紅
ソフトボール部でショートをやってる
けど、つよくない癖に無駄に練習量が多く、しかも、試合勝っても負けても難癖つけてネチネチ言っていて無駄に走らせるせいで怪我人が続出
本当に練習が嫌になっていた。特に走るのなんて本当に嫌だ。
けれどそんなことを思っていた私を救っていたのはあの先生だった。
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「ハァァァァァァ?お前のことなんて信頼してないんだから」
違う、そんなことを言いたかったんじゃない。 なんで素直に伝えられないんだろう。そんな私が本当に本当に大っ嫌いだった。
私の名前は土勇史未来
みらいっていう名前なのに、こんな性格だと未来なんてないそんなことも思っていた
そんな私を救ってくれたのは、あの愉快な仲間たちとあの先生だった。
投稿遅れてすみませんでした。
これからの投稿方針なのですが、月1は投稿していかという形で行きます。投稿はゆっくりですが、気長に待っていただけると嬉しいです^ ^