人物紹介-プロローグ 現世
人物紹介兼各章のまとめです。各章の結末を含みますのでご注意下さい。
≫阿妻剱仁(32)H187cm/W88kg
父は警察官、母は医者であったが、両親ともすでに亡くなっている。
加納敬志の公判を担当した検事。その際、加納敬志の脅しを無視したために彼の不興を買い八百組に妻と娘を殺害される。その死体は山中に放置された。己の全存在を掛けて加納敬志と相討ちに持ち込んだが、異世界に逃げられる。
空手、柔道、合気道、剣道は一通り段位を取得しており、弓道も修める。家族を亡くしてからは、社会人サークルでムエタイ、キックボクシング、総合格闘技に手を出し、ナイフや縄の扱いも習った。
趣味は無かったが、生前の妻に言われたまま無作為に読書と映画鑑賞を続けている。
≫加納敬志(33)H185cm/W82kg
生まれた瞬間から天涯孤独の身であり、その身一つで広域指定暴力団の下部組織である八百組を率いるまでに成り上がった若き組長。性格は極悪、悪逆、残忍、残虐な上に極めて下劣。非道の限りを尽くすものであるが、そのプロポーションは完璧に均整が取れており、身体能力、知能、精神力の全てが常軌を逸している。だが、阿妻剱仁により相討ちに持ち込まれた。
趣味は無数にあるが、特に園芸が好き。