表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
99/106

安藤士郎の場合 34


 だが、次の瞬間だった。

「…!?うわあああっ!」

 ムクムクっ!と再び乳房が盛り上がり、ほぼ全身が一度に性転換&女装してしまう。勿論、さっきまでと同じフェイリス女学院の制服だ。

「見られてます!」

 同時に駆けだす乙女二人。斎賀は急に立ち上がったのでスカートの裾を踏んでしまい、前方につんのめる。

「きゃあっ!」

「大丈夫か!?」

 手を差し伸べる橋場。着替え直した格好になったのかさっきまでホコリまみれだったスカートが綺麗になっている。

 ぐいっと手を引っ張り上げる。

「きゃっ!」

 バランスを崩して正面からぶつかってしまった。

 お互いの乳房がブラウスと、そしてブラジャーごしにむぎゅりと押し付け合った。

 ブラウス表面がこすれ合うしゅるりという音と、そしてブラジャー表面の刺繍の硬さによるゴリッという感触がブラウス越しにする。

「…ぁ…」

 急なことに耳まで赤くなる斎賀。可愛い。

「こっちよ!」

 必死になると口調も影響を受けるらしい。

 白魚の様な手で白魚の様な手を取って引いて走る乙女。



(続く)


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ