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安藤士郎の場合 16


第六節


「…?」

「デカって…刑事?」

「そーその刑事。あそこの話じゃなくて」

「なんだよそのアダルトトークは…」

 渋い顔をする橋場。

「刑事が来たかって?」

「うんそー」

「ウーさんのところには来たんですか?」

「来たね」

 一瞬沈黙。

「中華料理屋だろ?地回りくらい来るだろ」

「ヤクザじゃねーんだから。お前が言ってるのは巡回な」

「どっちでもいい」

「ちょっと待ってください。ウーさんのところに来た刑事ってのは何のために?」

「表向きは行方不明になったデカを探しに来て聞き込みだね」

「お巡りさんが行方不明?」

「あたしの感じだとお巡りさんって警官で、デカが刑事なんだけどね」

「まさか聞き込みデカを女にして働かせてたりしねーよな」

「よく分かるね。してっけど」

 ずっこける二人。

「「はあぁ!?」」

「うっさいなあ。あんたがただって街の暴漢とか女子高生にしてやっちゃったりしてんでしょうが」

「やってねーよ!」

「え?やってないの?そりゃ変態だよ」

「変態とは何だ変態とは!やるかそんなもん!」

「ウーソーだあ!あたしが男でこんな能力もってたら普通にやっちゃうよ?」

「何なんだあんたは」



(続く)


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