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安藤士郎の場合 13


 まあ、特定の衣装やそれに相応ふさわしい背格好、年齢、体型の傾向などにはさせられることになるし、ある程度は精神も操られる。そういう意味では全くのノンリスクではない。

 ただ、健康な男子高校生とか、一匹の社会人の男が女子高生にされた上で言いなりにされたり、あられもない姿の女性に変えられてスカートめくられたり、おっぱい揉まれたりするリスクと精神的ダメージよりは遥かに軽いと言わざるを得ない。


 その上彼女は「メタモル・ファイター」の中でも非常に珍しい「特殊系」と呼ばれる体質を持つ。

 基本的にメタモルファイターはメタモルファイター同士では能力を発現することが出来ない。だが、相手との試合の合意があればその制限が解除される。

 ところがウーに限ってはこの「対戦相手との合意」が必要ない。


 ウーの能力は「必ず相手と相打ちになる」という奇妙なものである。

 現在彼女がいい年こいた大人の女性であるはずが、ミニスカートから除く生脚もまぶしい女子高生姿になってしまっているのは、二番目に触った斎賀の能力を食らった形になったからに他ならない。

 ということはつまり、哀れ橋場と斎賀の二人の男子高校生は、渋谷の繁華街のど真ん中でセクシーなチャイナドレスの美女姿を晒す羽目になった訳だ。

 当然、そんなチャンスを逃すウーではないので、大胆なスリットでとてもめくりやすいスカートに風の悪戯いたずらをさせることは忘れなかった。

 偶然そばを通りかかっていた男性は、セクシーな女性二人のチャイナドレスパンチラを楽しむ眼福に預かった訳である。

 中身が、男子高校生であるという特殊条件はあったが。



(続く)


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