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安藤士郎の場合 08


第二節


「いやあ、この頃物騒ですねえ」

 器用に歩きながらスマホでウェブ版の新聞を読んでいる斎賀。

「どうした?第三次世界大戦でも始まったか?」

「そうなんですよー。ミサイル飛び交っちゃってっておい!」

 ジト目で寒いノリツッコミを眺めている橋場。

「そうじゃなくてストリートギャングの話ですよ」

「…今時そういうのいるのか」

「この間壊滅させたって聞きましたが」

「あれはケダモノ大学生集団だし、お前だっていたじゃねえか」

「まあともかく、ならずものの犯罪者集団なんていつの時代だっていますよ。この渋谷だって探せば潜んでます」

「ふん…確かに物騒だが俺らには関係ないな」

「あれ?橋場さんなら彼らの犯罪行為に義憤にかられて立ち上がるかと思ってたんですが」

「お前はこの世の悪を全部退治する気かよ。たまたま縁があればそういうこともあるだろうが、こちとら出掛けて行って潰すほど好戦的じゃないんでね」

「ふーん、つれないなあ」

「お前…やる気なのかよ」



(続く)


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