表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
59/106

小柴弘樹の場合 21

第九節


「こいつらの他にもいるってのか?」

「…客観的な証拠のみから推理するなら…あのパイロットということになる」

「はっ!馬鹿馬鹿しい。パイロットだから相手をCAにする力があるって?コスプレ・ショーじゃねえか」

「けど事実だ。こいつらは、お互いに自分の技の試し合いをやってる」

「…一応聞くが、それ全警官に配信するのか?」

「しない」

「ならどうしてこいつらは元に戻ってる?」

「あくまで推測だが、こいつらの能力は能力持ち同士の場合は一時的な効果しかないんじゃないかな。そうでない人間には永続的に掛かるが」

「ふーん、ほー」

「ま、これで全部だよ」

「…もう一度聞くが、これをどうする気なんだ?これからも監視は続けるのか?」

「監視も続けるし、ちょっとアクションも起こそうと思う」

「というと?」

「一研究員の戯言(ざれごと)だと警察組織なんぞ動く訳が無いんだけどね。今の警視総監って話の分かる人でさ」

「知り合いかよ」

「おじさんが警視だったんで、正月の挨拶で何度か会ったことがある。警視庁に入った時に挨拶に行ったけど覚えててくれたよ」

「それで?」

「科警研は重視してるから、しがらみにとらわれずに思い切ってやれって。バックアップしてやるからその為に部下も派遣するってさ」



(続く)


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ