表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
105/106

エピローグ


エピローグ


 全くヒドい目に遭った。

 ここのところの性転換率は異常だ。こんなことをさらっと(つぶや)く男子高校生はそうはおるまい。

 言うほど敗北はしていないんだが、勝つまでの間に巻き込まれ被害同然に変身してしまう。

 中華ねーちゃん(ウー)なんぞ、街中で接触した日にゃ今日みたいなことになりかねん。お嬢様学校の制服やら、CAの制服まで着せられて空港内を練り歩く羽目になるなんて田舎で健全な男子高校生をやってた頃には思いもよらなかった。

 思ってたら大変だが。


 世の中には水木みたいなのもいて、恐らくは見知らぬファイターを求めて日本中…もしかしたら世界中を渡り歩いている。

 水木や飛田みたいに、この戦いを突き詰め、システム解析に血道を上げているのもいる。

 水木の研究成果はとても大きい…のだが、正直お付き合いは遠慮したいタイプだ。


 ウーは少なくとも敵ではない。味方とも言い切れないが。

 お蔭で助かっているが、今日みたいな特殊系が牙をむいて来たらとてもまともにやって勝てる気がしない。


 オレ…橋場英男としては、女体化の趣味も女装の趣味も無いんで、こんな戦いに巻き込まれるのはゴメンなんだが、どうしても火の粉が降りかかって来てしまうので避けなくてはならぬ。

 避けようとしても向こうからやってくる。

 受け身では駄目だ。

 要は負けなければいい。相手がどんな能力を持っていようが、発揮させる前に勝ってしまえばいいだけだ。


 それにはよりシステムについて理解を深めなくてはならん。

 まだまだこの戦いは終わりそうにない。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ