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安藤士郎の場合 36


「いっそ二人で突撃するのはどうだ?」

「相手が結果的に二対一バトルを受け入れている以上可能は可能ですが、到達するまで相手の視線にさらされ続けることになります」

「見られてる間、相手が触り続けてるのと同じってことか」

「一方的にね」

「でも、二人同時なら片方にしか意識を集中できないんだろ?」

「もうボクらこんなに変わってますからあと一押しです。それに相手が突撃を見て逃げ回りながらこっちを見続ける方法を選んだとしたら?…というかボクなら間違いなくそうします」

「防御意識を集中させれば?」

「相手はこっちを見るだけでいいんですよ?全身のどこなりとも意識を集中できます」

「…なんてこった」

「逃げても駄目なことを知ってるボクら相手に焦る必要もありません。持久戦になったら不利なのはこっちです」

「どうする?降参して相手に告白でもするか?」

 珍しく自嘲気味にぴらっとスカートをつまんで持ち上げ、ふわりと落とす橋場。

 と、美少女がニヤリとした。

「もうすぐ来ますよ。切り札が」

「何?」

「英語で言えば…少なくともボクが知る限り、現時点においての「最後の切り札…エース・イン・ザ・ホール」がね」

『たのもー!』



(続く)


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