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13.マイナーなディストリビューションも使ってみよう


 使っている人をあまり見たことが無いマイナーだけど面白いディストリビューションをご紹介します。

 実用を目的とせず、古いパソコンに実験的にいれてみるとか面白くてお勧めです。



●Debian


 「Debian系」の名の通りほとんどすべてのLinuxOSの元祖。

 Ubuntuをはじめ多くのLinuxOSがDebianを始祖としていて一番有名なLinuxディストリビューションだと思われます。

 ですが一方でこの「元祖Debian」を使っている人を見たことが無い、と思いますが、やってみればこれは使われないはずだと思います。インストールしてわかりました。このOSにはデスクトップが無いのです!


 何を言ってるかわからないと思いますが、最初にインストールできるのは基本的なI/Oだけです。キーボードと、表示されるのは簡素なキャラクタ表示だけですね。そこからメニューに従い、必要なものを次々インストールしていくんです。車で言うシャシだけなのですよ。ここから、あるプログラマはLinuxのディストリビューションを作り、あるいはサーバーを組み立て、または工業機械や自動販売機を動かしたりするんだと思いますね。

 そう言えばUSBメモリやCD-RだけでOSに関係なく単独で起動できるユーティリティーや、自身はデスクトップを持たないサーバーOSなどはみんなDebianが最初に起動していました。

 デスクトップ環境はGnomeでもxfceでもKDEでもお好きなもの、最初にインストールするアプリもご勝手に。ダウンロードしながらのインストールになりますので数時間かかります。

 そうして出来上がったものは……どのデスクトップシステムを選んだかで変わります。ディストリビューションとして格好よくひとまとめにして配布してくださる皆様がどれだけ私たちによくしてくれているのかよーくわかるというものです。

 すべてのLinuxディストリビューションの始祖である。しかし、誰も使わない。

 そうじゃなかったです。みんな使ってたんですDebianを。

 興味がある人だけ、触れてもらいたいOSですね。



●Q4OS


 未だに32Bit CPU用のディストリビューションを公開している数少ないOSです。感想欄からご紹介いただきました。Virtualboxでシングルコア、1GBメモリで遅いけど動いたので、XP SP3で売ってたパソコンがぎりぎり動かせるのではないかと思われます。

 64Bit版もあり、普通のリビューションの一つですが、ユニークなのはデスクトップテーマを複数用意してくれているところ。

 これを指定するとWindows98、WindowsXPにそっくりなメニューが出てきて感涙物です。

 使ってみてわかります。Windowsって、何も変わってないように見えて、実はとんでもなく使いやすく進化していたんだと。当時のインターフェース、まさに迷宮だったのだと。

 今の若い人はどこをどうやったらピクチャのフォルダが開くのかもわからんでしょうな。日常で使う気にはとてもなれませんが、人を驚かせるには一番でしょう。

「WindowsXPを未だに使ってる人がいる! しかもYoutube見てる!」なんてスタバでドヤれるかもしれません(笑)。

 まだ捨ててないXPやVISTAのノートパソコンに、実験目的でインストールしてみると楽しいかもしれません。なおインストールにはダウンロードしながらインストールするので数時間かかりますからバッテリーが死んでるパソコンは電源を接続するのを忘れずに。



●Ubuntu Studio


 クリエイター向けに特化されたディストリビューションです。

 Midiによる音楽制作や画像編集、動画編集、3D作成など様々なクリエイター向けのアプリが満載されていて私ではとても使いきれませんが、その方面に詳しい方にはお勧めできるのではないかと思います。

 これMacでやろうとしたら数百万円かかるんじゃないですかね? 一度お試しください。



●OpenMediaVault


 Debianを使ったサーバーOSです。

 かつてのメイン機だった大容量のHDDを何台も積んだATXミニタワーやフルタワーが用済みになって押し入れにしまったままなのでしたら、それ、OpenMedeiaVaultをインストールするだけでNAS(ネットワーク上の外付けHDD)にしてバックアップ用サーバーとして使えます。

 サーバーOSはいろいろありますが、OpenMediaVaultはパソコンをNASにすることに特化しているので初めて作る人にも簡単です。


 インストール用USBメモリは2GBもあれば十分ですしインストール作業はすぐに終わりますが、それとは別にシステムディスクとして8GBぐらいのUSBメモリが必要です。

 この8GBのUSBメモリは挿しっぱなしにして起動・システムドライブとし、本体のHDDは全部RAIDで繋いでデータディスクにする、という使い方をします。

 昔の80GB・HDDや125GB・HDDなんてのが余ってたらそれをシステムディスクにしてもいいです。要するにサーバーなのでシステムディスクとデータディスクはハードウェアで別になってないとダメだということです。

 インストールするときだけディスプレイとキーボードを繋ぎますが、インストールが終わった後はメインのPCからネットワークでつながったLANでブラウザを通した遠隔操作でセットアップをしていきますのでディスプレイもキーボードも不要です。

 本体だけを棚の上か床に置いてLANだけ繋ぎ(Wi-Fiでも可)、バックアップするときだけスイッチを入れるとネットワークに現れます。500GBのHDDも4台RAIDすれば2TBになりますし。

 DDR2のメモリを四枚挿しても1GBしかないとか64Bitだけどシングルコアだとかグラフィックカードが刺さってないとか、光ドライブがもう読めないとかコネクタの一つや二つが壊れてるとか、動かすとファンがうるさいとか外した500GのHDDが何個もあるとか起動するまで5分かかるとか、そんなどうでもいいPCの再利用に向いています。




 今回は以上です。


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