12.スクリプトを作ってみよう
「Linuxって使えるな! 他のパソコンにもインストールしたい!」となったときですね、またあのアプリを一つ一つ入れるのに長々とコマンドを入れていくのか、と思うと面倒ですよね。昔だったらMS-DOSみたいにバッチファイルでできたのに、とか。
だったらスクリプトを作ってみましょう!
要するにWindowsでやってたバッチファイルですな。テキストにインストールコマンドをコピペしていくだけで完成します。めっちゃ楽ちん。
まず、エディタで新規ファイルを起動します。
エディタアプリは何でもいいです。Ubuntuだと「テキストエディター」というアプリがメニューに入ってますからそれでいいです。
そのエディタ画面に下のテキストをコピペして、「install.sh」というファイル名でデスクトップに保存してください。テキストはここまで使った設定コマンドやインストールコマンドです。
うまく行かなかったときは文字コードが違うとかあるかもしれないのでその場合は手で書き込みですね。
#―――――――――――――――――――――――――――――
# エラーが出たら止める
set -e
# -----------GAME-----------
# 上海
sudo apt install gnome-mahjongg -y
# ソリティア
sudo apt install aisleriot -y
# ―――――――――――――――――――――――――――――――
上記で、先頭に半角#(シャープ)を付けた行は実行されません。メモですね。
コマンドのラストに、半角スペース+y という命令は、インストールで(y/n)の選択が出たら全部yにしておけ、という追加コマンドです。
「sudo snap install *****」 のようにsnap経由でインストールされるアプリは -yを付けるとそんな命令は無いとエラーになって無視されますのでつけません。
このinstall.shテキストファイルをデスクトップに張り付けたら、次に、デスクトップの空いている場所を右クリックして「端末で開く」を選んでください。ディレクトリがデスクトップから始まる端末が開きます。
次にその端末に、
chmod +x install.sh
と打ち込みます。これでinstall.shが実行可能なプログラムとみなされます。
./install.sh
と打ち込むと実行されます。ご想像の通りこのテキストファイルのファイル名はinstallでないとダメということはありませんから、PCごとに違う名前のものを作ってもかまいません。
コマンドが実行され、管理者のパスワード(Ubuntu機にログインしている時に入れているパスワード)を聞かれますので入力します。
すると、install.shのリストの通りアプリのインストールが始まります。
途中で(y/n)を聞かれるアプリもありますからそういうのはyを押していきます。
終わったらコマンドプロンプトに戻りますので端末を閉じていいです。
メニューを見るとリストのアプリが全部インストールされているのが分かると思います。
他にもアプリセンターやソフトウエアセンターなどから入れたお気に入りのアプリがあれば、ググるか、グーグルかマイクロソフトのAIに「Linuxで******をインストールするコマンド」と聞けば一行を教えてくれます。
Google chromeやmicrosoft Edgeのようなブラウザはしょっちゅうアップデートされていますのでパッケージが変わりますから、自社サイトからダウンロードして現行バージョンをインストールしたほうがいいですね。
●Flatpakの使い方
アプリケーションのインストールカタログはもう一つ、「Flatpak」という方式がありまして、これはサイトからダウンロードできるタイプです。
ブラウザで「flatpak」で検索すると「Flatpak -the future of application distribution」
というサイトが見つかりますからクリックします。日本語訳でサイトの説明がありますが、このシリーズを最初から実行していたら、もう既にFlatpakインストーラーを入れてあるはずです。
ユーザー登録したりログインしたりする必要はありません。それは開発者向けです。
そのまま一番下の「Browse Apps(アプリを閲覧する)」をクリックしましょう。
物凄い数のアプリケーションのカタログが開きます。ブラウザの日本語訳を有効にして見ていくと買い物をしているみたいに見えますが、全て無料アプリで、ソースコードが公開され管理者団体が承認したアプリしか掲載されていません。
リストを見て、インストールしてみたいアプリがありましたら、クリックしたらそのアプリのページが開きますので、「install」をクリックします。
あとは自動でやってくれます。
インストールコマンドが知りたかったら、「install ▼」横にある三角を押すとインストールコマンドが表示されますのでコピペして端末で実行してください。
前にも説明しましたが、不要なアプリはメニューからアプリのアイコンを右クリックして「アプリの詳細」を選択するとアプリセンターが開きますから、「開く」の横にあるゴミ箱アイコンをクリックすると削除されます。
一応システム管理に関わる最初からインストールされているアプリは削除できない設定になっていますので、「間違って削除してフリーズした」なんてことは普通は起こりません。
今回は以上です。




