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第一話 プロローグ

とりあえず第一章分は書き上げてるので、明日か明後日には全部投稿します。

「はあっ……はあっ……!」


 森の中をツクモという名の青年が走っていた。

 なにかから追われているのか息を切らしながら後ろを振り返り、もつれそうな足を必死に動かしている。


「オープニングで逃げてるのはありきたりだけど、そりゃ美人の金髪姉ちゃんって相場が決まってるだろ……!」


 妙に危機感のない事を口走っているツクモは日本人なのだろう。

 ようやく成人を迎えた年頃で、黒髪は適当に切られているスポーツ刈り。程よく引き締まった体だが筋骨隆々ではなく、目つきも若干鋭いだけで、夜の森を全力疾走している以外の特徴はない。

 そしてシャツと黒ズボンの学生服は、森の中を走ったせいであちこちが汚れているのだが、気にする余裕がない程に追い詰められているようだ。


「なんでだよ! 地球に存在する全オタク共を無理矢理イメチェンさせて、サッカーとか野球部に放り込もうと企んだだけじゃねえか! それなのにどうして今までの比じゃねえくらい、世界の強制力が働いてんだよ! あれか⁉ オタクは神に従い怪物をぶっ殺す選ばれし者ってか⁉ 世界中の水着をビキニだけにしようとした時はギッリギリまで介入しなかったくせにふざけんな!」


 そんなツクモから、誰に向けているのか分からない罵詈雑言が荒らしのように発射される。

 どうやらこの青年、世に君臨するヒエラルキーの頂点、オタクをどうにかしようとしてしくじったらしい。

 オタクとは数多の怪物を倒し、謎を暴き、世界に平和を齎す者だ。そんな存在に介入しようとするなど、まさに神をも恐れぬ不届き者としか言いようがないだろう。


『だからやめろと言っただろっ!』

「頭に響いてうるせえ! 真っ先に死ぬお調子もんの軽口男ムーブってのは百も承知だけど、ビキニ水着でブレブレだったくせにオタクに関しちゃ妥協しない世界の意思とか、突っ込まない方が無理なんだよ!」

『馬鹿! 大馬鹿! 少しは黙って行動しろ!』

『そんなんじゃ観客の共感を得られねえぞ!』

『冷静沈着なやれやれ系を目指すんだ!』

「全員馬鹿じゃねえと成り立たねえ、パニックホラーの登場人物に共感する奴なんて九分九厘いねえよ! したら馬鹿ですって言ってるようなもんじゃん! それにやれやれ系が問題をひとつひとつ潰してくホラーなんて売れると思うか⁉ この騒がしいお肉はどうやって死ぬのかなー? って思うのが正しい楽しみ方だろうが!」


 ツクモは脳内で大合唱している者達にも悪態を吐き、持論を展開する。

 大事の最中でも冷静沈着に物事を解決する展開は誰も望んでおらず、ツクモのような存在がぺちゃくちゃと暴言を垂れ流し、そして死んでしまうのが正しい流れなのだ。


「はっ⁉」


 突然、霧が漂う森を切り裂く様に巨大な光の玉がツクモに追いつくと、周囲にバチバチと紫電がまき散らされる。

 それこそがオタクを守護する世界の意思。世界の選択。

 カップルが。水着美女が。偏屈老人が。お調子者が。黒幕が。誰がどこで死のうとオタクだけは生き残らせるために、不平等な天秤が傾いた。


()いなる信()を受けた者、それ即ちオタクなり!』

「そんな訳あるか世界意思の馬鹿野郎! 俺ら消し飛ばしたら映画業界が再起不能の大ダメージ受けるけどいいんだな⁉」

大託(おおたく)よあれ!』

「話を聞けええええ!」


 何処からともなく聞こえてきた厳かな声にツクモは反発するが、状況は悪化の一途をたどり大いなる神託を受けし者が現れてしまう。

 赤毛でぼさぼさの髪。丸眼鏡。猫背。そばかす。中肉中背。普段はオドオドとしているくせに、やたらとガンギマリしている雰囲気。

 ファッションセンスは皆無で、アクセサリーなど身に着けず、タトゥーもないオタクの中のオタクだ。


「うわあああああああああああああああ!」

「いやああああああ! やめてええええええええ!」


 オタクの悲鳴と同時にツクモから甲高い声が迸る。

 これが水着美女なら様になっただろうが、ツクモがやっても気色が悪いだけで、鼻水まで垂れ流していることも合わさり無様だ。

 だが普通に考えると、引き締まった肉体のツクモがオタクに襲い掛かれば、一瞬で勝利することが出来る筈。

 否、否。

 否である。

 何度も述べよう。オタクとは大いなる託を受けし、ヒエラルキーの頂点なのだ。


「うわあ! うわああ! うわああああああああああああ!」


「誰かあああ! 男の人呼んでえええええええ!」

『ぎゃああああオタクだあああ!』

『きゃあああああああ⁉』

『許してええええええええ!』

『馬鹿なああああああ!』


 叫ぶオタクがへっぴり腰で鉄パイプらしきものを振り回しているだけで、ツクモは滂沱の涙を流して助けを求め、彼の頭の中で叫んでいる者達も阿鼻叫喚の状態と化してしまう、

 彼らにとってオタクだけは絶対に、どうしても、なにがあろうと太刀打ちできない存在であり、明確な天敵と断言してよかった。


「うわあああああああ!」

「ぶぅどぅー⁉」


 そしてオタクの鉄パイプがツクモの頭部に直撃してしまう。

 へっぴり腰で碌に力が入っていないとはいえ、金属の塊が頭部に直撃したのだからただでは済まない。と言いたいところだが、ツクモは戦車砲の直撃を受けたってピンピンしているだろう。ただ、オタクが振り回した武器というただ一点だけが駄目なのだ。


「ぐぎゃあああああ⁉」


 汚らしく叫ぶツクモの体がボロボロと崩れ、まるで日光を浴びた吸血鬼のようにもだえ苦しむ。


 その時、お約束が起こった!!!!!!!


 話は変わるが異なる次元に迷い込み、なぜか襲われている姫を救い、冒険者となって各地を旅する者をイメージするとどうなるだろうか?

 底辺のスキルを身に着け、期待外れだと疎まれ、それでもめげずに様々な美女と関わり、世界の敵を打ち払うのは誰か?

 取り巻きや金髪美女を連れてガムを嚙む、スポーツ万能で筋骨隆々なフットボール部のキャプテンが、スクールカーストを維持して異世界を救う姿をイメージする者はいるだろうか?


 断言しよう。いない。いないのである。


 何故ならガラの悪いスポーツマンと取り巻きは真っ先にくたばり、気のいい存在は中盤辺りにオタクとの友情を確かめ合って確実に死ぬ存在なのだ。これでは世界を救うなど夢のまた夢。異世界で活躍する姿をイメージできないのは全人類の共通認識。


 一方のオタクは序盤耐え忍び、中盤は機転を利かせ、終盤は覚悟と勇気で敵を倒す姿がありありとイメージできる筈だ。絶対。間違いなく。100%。

 泉の女神に異世界に持ち込めるのはオタクとスポーツマンの二択を迫られたって、全人類はオタクを選ぶに決まっている。


 今までありとあらゆるオタクが異世界で活躍したのは、そういった背景が存在し、世界の意思に守られているからである。

 つまりそれだけオタクには、超強力な概念が宿っているのだから、危機に瀕した異世界の意思が彼らを求めるのは当然。


「こ、これは⁉」


 限られた狭いスクールカーストでは最下層でも、弱肉強食のピラミッドでは頂点に位置するオタクの前に、奇妙な紋様が刻まれた門のようなものが現れた。

 それはまるで世界の嘆きが凝縮したような悲しい意思を宿し、助けを求めるようにオタクへ訴える。


「僕が……必要なんだね……」


 門からの訴えを受け取ったオタクは瞳に覚悟を宿し、一歩踏み出した。


「こんな世界にいられるか! 俺は逃げさせてもらう!」


 その時、ツクモの行動でまた変なことが起こった!

 優先権だ! フラグの優先権が起こったのだ!


 オタクは必ず死亡フラグの後に行動しなければならない。それは絶対の定めに等しく、オタクが持つ唯一の弱点でもある。

 つまり、金縛りにあったオタクは死亡フラグをぶっ立てたツクモの言動を止めることが出来ない!


『いかんっ⁉』

「し、しまった!」


 世界意思とオタクから血の気が引く。

 絶対に、絶対に、絶対にこの世界から逃がしてはならない者、モノ、物、もの達。

 擦り潰され、使い倒され、飽きるほどに敗れ続けた存在は、あらゆるオタクが蔓延るこの世界だからこそなんとか抑え込めていたのだ。

 いわばこの世界は檻だ。何度も繰り返される無限ループの檻。

 オタクとスクールカースト上位が出くわし、金髪美女が食われ、馬鹿が事態を悪化させ、偏屈老人が回りくどい抽象的な言葉で惑わす。

 臆病者が逃げ出し殺され、怪異を否定した者が屍となり、疑心暗鬼で同士討ちを行い、状況がどんどんと悪化していく。

 そんな中、オタクとヒロイン、そして限られた真の仲間が勇気と知恵で団結し合い、巨悪を倒すという無限ループの檻(テンプレート)


 だがもし、もしだ。その檻で抑え込んでいた存在が、なんの枷もない状態になればどうなるだろうか。


「目指せ興行収入百万円! え⁉ 一日で十五億以上⁉」


 言葉こそ締まらないツクモだが、自由に動き回ってはいけないナニカが門をくぐってしまう。

 檻から出てしまう。

 枷を外してしまう。

 無限回路からの脱出に成功してしまった。


 生ける屍が。

 海の覇者が。

 宙の旅人が。

 生き血を啜る者が。

 呪殺の化身が。

 神の敵が。

 一億が宿した恐怖の女が。

 神意を騙った硬貨が。

 単なる殺人鬼が。

 包帯を巻いた者が。

 獣と人の混合生物が。


 その他様々。ありとあらゆる死が、怨念が、何より【恐怖】が解き放たれたのだ。


 ◆


 それから……


「俺のパパが誰か知ってるんだよな⁉ 裁判官をしているんだ! お前ら全員訴えてやるから覚悟しろ! クビだクビ! 地獄に落ちろ!」

「おめえが偉い訳じゃねえだろタコ助! おおっと、もしピー音連発するってんならぐるぐる巻きにして留置所にぶち込むぞ! っつーかなんでどいつもこいつも二言目にはパパママなんだよ! テンプレ用紙でもあんのかオイ! ああ、哺乳瓶の代わりに()()()咥えて育っちゃったのか! お喋り出来て偉いでちゅねー!」


 ツクモが異世界に紛れ込んで数日、彼はなぜかわーわーと喚いている男を取り押さえていた。

 そして付近には違法薬物の切れ端が転がっており、男を不法所持の疑いでしょっ引いているところだったが、なぜ彼はこんな仕事をしているのだろうか。


「ふざけんじゃねえ! 一回の悪事は見逃して反省を促すってのが英雄勇者の教えだろ!?」

「残念でしたー! 俺を突き飛ばした時点でヤクの次に暴行が付いちゃいました! ゴラぁ元凶! 一回許してあげようを、一回ならなにしてもいいって捉えるのが本場並みのメンタリティなんだぞ! 容量用法も守れねえのに建前だけ振りかざす(乱用)馬鹿が多すぎんだよ! 特に自由・平等・権利とかな!」


 身なり自体はきちんとしているのに、涎をまき散らして品性が無い三十代の男が、この世界特有の理論を振りかざすものの、ツクモの暴言は留まることを知らず、世界の礎を築いた者にも文句を垂れ流した。

 男の言い分はこうだ。世界を救った英雄はこう言いました。人は善なるものであり、悪事を働いてもきっと反省できる。だから一度は許してあげましょう。と。

 勿論悪用されたというべきか、それとも心底思い込んでいるのか。この世界の【馬鹿】は一回だけなら悪いことをしても大丈夫なんだと認識する者が多く、ツクモは毎回同じことを言われて頭がはち切れそうになっていた。


「それより大人しく留置所でたっぷり反省しろ!」

「けっ! 保釈金払ってすぐに出てやるよ! 無罪ってやつだ!」

「保釈と無罪を混同するんじゃねえよアホ! 現行犯なんだからどう考えても有罪喰らって前科持ちだボケ! そんなことも分かんねえなら裁判官のパパはふかしだな!」

「はあ⁉ 外に出れるんなら無罪だろ⁉」

「駄目だこの仕事、気が変になりそうだ! パニック物で警察は絶対に役立たねえとか思ってごめんよ本場の人達! こんなの毎日相手にしてたらそりゃ注意散漫になるわ!」


 男の理論にツクモは猛烈な頭痛を感じていた。

 既に現場で何人もとっ捕まえている彼は、頭がおかしくなるような理論を展開する犯罪者ばかりと対面しており、ある意味で恐怖体験に巻き込まれているのだ。


「げふンーロッパ広しとは言え、本場並みのアホをしょっ引く仕事してんのは俺だけに違いない! だって見てる方もストレス溜まってスカッとできねえもん!俺も歯向かう奴をぶん殴ってスカッとしてええええ!」

「さっきから訳分かんねんこと言ってんじゃねえよ! いいからパパに連絡を取れ!」

「んまっ! ばぶーばぶーきゃっきゃっきゃ!」

「ぶっ殺してやる!」


 ついでに述べるとこのツクモ、とんでもない口の悪さだ。

 いい歳して親を呼ぼうとしている男に対し、心底馬鹿にした表情を浮かべ赤ちゃん言葉で嘲り、どこまでも馬鹿にしていくスタイルを崩さない。


「アホ入荷しまーす! へいアホいっちょ!」

「ぐぎゃ⁉」

「ふう、世界に平和が訪れた。クリスマスまでには帰れるだろ。勝ったな風呂入ってくる」

「なんも悪いことしてねえだろ! 俺は悪くないんだってええええええ!」

「え、西部戦線?」


 ツクモは特注の檻がくっ付いた馬車に、男をなんの遠慮もなく放り込んで頭を強打させると、鍵をかけて男の逮捕を完遂したが、普通にゴンッ! と音が発生する勢いだった。


「よっと。イエス、ノーでお答えください。とりあえずしらばっくれる、イエス。思い付きの嘘を並べる、イエス。兄貴・パパ・ママを呼ぼうとする、イエス。権力があればなんでも許されると思ってる、イエス。大人しくという言葉を理解してない、イエス。にっちもさっちもいかなくなったら泣き落とし、イエス。わあすごい。君はテンプレの化身なんだね。そういや本場の犯罪者って、流れ作業で作られた工業製品だと思わない? なんせ悪足掻きがおんなじだもん」

「ああああああああああああああああああ!」


 一仕事終えたツクモは御者台に登ると、懐から自作のチェック用紙を取り出して無駄に煽る。


「叫べばなんとかなると思ってる。噛み付こうとする。涎をまき散らす。全部イエスっと。なんてことだ、このテンプレ用紙凄いぞ。100%当てはまってる。まさかこれがアカシックレコード⁉ そんで全部イエスの場合は……人間じゃなくて動物と思って接しましょう。なるほどねえ。これ見たら納得だわ。おめでとう、君はアカシックレコードに認められた野生生物だ!」

「あああああああああああああああああああああああああ!」

「ピンポン玉を口に詰められて頭ピンポンされたくねえなら黙ってろ! 俺らの会話を字幕にしたらエクスクラメーションマークだらけで読む方も疲れるんだよ! そんじゃ動物園号発進!」


 煽りに煽って満足したのか、ツクモは馬車……というより車に近い物体を発進させた。

 確か形は馬車なのだが馬はおらず、御者台には簡素なハンドルがくっ付いているだけだ。しかし魔法という訳の分からない技術は、動力車に近い動きを実現しており、文明レベルにちぐはぐさを生み出している。

 なお余談になるが動物園号という名前の由来は、単純に檻の中にいる動物がギャーギャー煩いからである。


「このクズやろうがあああああああああ!」

「バーカ。善人の振りしてる奴の言動が無自覚クズなら荒れるけど、ドクズって自認してる俺が子犬を可愛がったら寧ろ称賛されるんだよ。世の中って君みたいな自称善人には理不尽だねー」

「てめえイキってんじゃねえぞ!」

「なに言ってんだ。イキってイキってイキ抜くのは動物の本能だろ。イキるなって言う連中は、呼吸の息をするなって言ってるようなもんだ。生物にマウント取るなって思う方が無理なんだよ」

「ぶっ殺してやる!」

「あ、市民の皆さん! 安心安全! 誠心誠意のお仕事! PH警察会社をどうかよろしくお願いいたします! 皆さんの清き一票で犯罪者をボコボコにしようではありませんか!」


 そんな動物園号に座ったツクモが手を振りながら自社の宣伝をする。

 異常な言葉が発せられたのをお気付きになられただろうか……。


『市民の皆さん! 安心安全! 誠心誠意のお仕事! PH警察会社をどうかよろしくお願いいたします! 皆さんの清き一票で犯罪者をボコボコにしようではありませんか!』


 そう……ここだ。


『PH警察会社を』

『警察会社を』

『警察会社』


 なんとこの男……恐ろしいことに警察ではなく自分で立ち上げた民間警察会社所属のくせに警察業務を行っているのだ。

 しかも正式に認められたものである……。


「社員一同ご苦労! 留置場に本場並みの模範囚を送り届けてるから、後はテンプレートに従って事務処理します!」


 いや、それだけではない……。


 ツクモが自分の拠点である会社に帰還すると……いるのだ。


「……」

 棺桶。


「パピルス持ってこいー!」

 包帯ぐるぐる巻き男。


「じゃあ私見回りしてくるわ」

 マスクをした女。


「この世界、死霊術師いるのか。こっわ」

 妙に肌の色がおかしい男。


「……」

 水槽でぷかぷか浮いている魚。


「ワイらって一応軍人だよな?」

「んだ」

「一応なー」

「超凶悪犯以外じゃ過剰やで」

「え⁉ 筋肉星人とドンパチを⁉」

 奇妙なヘルメットをかぶった人型達。


「もしもし。今警察会社にいるわ」

 電話で遊んでいる少女。


 その他様々な怪物、怪人たちが……仕事をしているではないか。


 いったい……この世界で……なにがあったというのだろうか……。


 -お約束をつまらない。ありきたりと人は言うだろう。だが最低限の安心なのだ。最低限の保証なのだ。そして……最大限の安全装置なのだ-

 古代の賢者、名称不明の言葉。


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