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ダンジョンコアの詳細

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 無事に交渉が纏まり、ダンジョンコアをテイムして帰ってきた。ダンジョンコアは自分では移動できないらしく、取り外した所でダンジョンが消えた。……話によれば、異空間に繋がっているらしく、実際の地面を掘り進めている訳では無いらしい。どういった理屈なのかは知らないが、多分だけど時空間魔法の一種なのでは無いかと思う。そもそもそんな魔法は存在していない訳なんだけど。そして、思ったよりも軽いので、材料が何なのかが非常に気になる所ではあるんだけど、破壊する訳には行かないからな。割とデリケートな感じらしい。よく解らんが。


 それで魔物村の第1村に持ってきて、魔物村の真ん中位で再びダンジョンを展開してもらい、コアのあった所まで移動して話を聞くことにした。まあ、システム面で色々と聞きたいこともあるしな。俺の思っているダンジョンであれば、もの凄く有用に使える筈なんだ。資源の確保から戦力の確保まで、本当に色々と使えると思う訳なんだよ。


「それでだ。早速だが話を聞かせてもらおうか」


『それは良いけど、……ここ凄いね。ダンジョンの有効範囲内に魔物が沢山居るから、ダンジョンポイントが沢山入ってくるし』


「ほう、やはりダンジョンコアはダンジョンポイントを使って魔物や資源を作ることが出来るのだな? それはこっちが指定したもの全てになるのか? それとも、1度取り込まないといけない等の縛りがあるのか?」


『普通、ダンジョンポイントって言われて、そんな推測できる? でもまあ、大体当たっているかな。僕の能力としては、1度取り込んだものをダンジョンポイントを使って複製することだよ。初期に幾つかの魔物は登録されているけど、周辺の魔物を参考に取り込むんだ。後は取り込んだものをポイントで購入して配置するって感じになるかな』


「それで、ポイントの入手方法は、ダンジョンの範囲内に何かしらの生物が侵入してくる、侵入した生物を討伐する、侵入した生物や無機物などをダンジョンに取り込む事で稼げる。そんな感じか?」


『そうだよ。だから、この辺に魔物が沢山居るから、ポイントは入り放題って感じだよね。これだけでも凄い事なんだよ? こんなに効率よくポイントを稼げるなんて思ってもみなかったな。普通は何時殺されるのかってびくびくしながら配置した魔物を見守るんだよ?』


「ん? そうなると、ダンジョンに侵入された場合、追加で魔物を出すことは出来ないのか?」


『いや? それは出来る。出来なくなるのは僕本体の移動と、ダンジョンの新しい部屋や道を作れなくなること。ダンジョンポイントを使って魔物の再配置は出来るよ。……通常時の倍のポイントを持っていかれるけどね』


「なるほどな。大体は見えてきた。それなら、自分が出した魔物を倒され吸収した場合、ダンジョンポイントの変動はどうなる?」


『勿論獲得できるけど、召喚するコストの方が倍くらいは必要だよ? ダンジョンの魔物は存在するだけだとポイントは発生しないんだけど、倒された時、吸収した時はポイントを獲得できる。だから、無限に魔物を嗾けることは出来ない様になっているんだよね』


 ふーむ。なるほどな。そういうシステムか。という事は、色々と取り込ませた方が面白そうだな。だがそうなると、魔物をダンジョン外に放出できるのかや繁殖は可能なのかが問題になっている可能性もあるのか。それに、同じ個体だとして、意識はどうなる? 取り込んだ魔物が1体であれば、3体同時に出した場合、その個体は同じだと言えるのか?


「疑問が尽きないが、まずはダンジョンの外に魔物を放出出来るのかだ。それ次第では面白い使い方が出来ると思うんだが……」


『出来るよ? でも、魔物が外に出た瞬間に僕の制御が利かなくなるから、敵になる事もあるんだよね。そのままダンジョンを攻略されたら、僕が死んじゃうし。リスクしかないかな』


「ほう? なるほどな。制御を外れるという事はテイムが可能だと言う事でもある。そうすると、好きに個体を増やせるという事でもあるな。意思はどうなる? 同じ魔物を出した場合、同じ意思を持っているのかが気になるが」


『複製体の意思は個別。というよりも、別の魂が宿るって言った方が解るかな? だから、オークならオークの魂が選ばれて複製体を作る事になる』


「……なるほど。魂が違う訳か。そうなると、繁殖も出来るのか?」


『出来るね。普通はダンジョンポイントで魔物を買うんじゃなくて、繁殖で増やしていく方が良いからね。その方が最終的にはポイントの収支が黒になるし。食べ物は用意しないといけないけど、それも食物連鎖をちゃんと作れば、無限に魔物が増えていくんだよ』


「それは、素晴らしいな。是非とも活用したい所ではある。まずはある程度吸収することから始めないといけない訳なんだが、口減らしをしてもらうのはここで戦ってもらうか。そうすればどちらかの戦士は取り込むことが出来る。ゴブリンでも、個体差があるんだろう? だったら、強い個体を取り込めば、強い個体として運用できるわけだな?」


『その通りではあるけど、同種の魔物は10体までしか登録できないからね? 同じ種類の魔物だったら強い方を残していく方がいいとは思うけど』


「なるほどなるほど。選択も出来るのであれば十分だ。……アンデッドは吸収できるのか? 死霊魔法で作ったアンデッドになるんだが?」


『アンデッドも魂を持っているからね。勿論吸収出来るよ。でも、しない方が最終的にはお得かな。このダンジョンの範囲内で活動をしていると、勝手にポイントが入ってくるから』


「……ふむ。そうなってくるとアンデッドも活用方法があるのか。それで? そのダンジョンの認識範囲は広げることが可能なのか? 広げるとした場合、どのように広がっていくんだ?」


『ダンジョンの有効範囲を広げる方法はダンジョンポイントを消費して獲得することが可能だよ。ただし、他のダンジョンの有効範囲を奪う事は出来ない。それと僕自身を移動させた場合、広げた時のポイントが返ってきて初期状態に戻るかな』


「ふむふむ。それならばここからあっち方面とこっち方面に有効範囲を伸ばしてくれ。そこにはここと同じく村がある。取り込むのであればどんどんと広めていってくれ。ただし、両側共に2つしか村はない。それ以上を取り込みたいなら、俺が治めている町がある。そっち方面に伸ばしていけば、有効範囲をいい感じに使えると思うぞ」


『有効範囲外の事は殆ど見えないからね。その情報は助かるよ』


「それでだ。無機物に関してなんだが、鉄は登録できているか?」


『無機物は殆ど何も無いよ。石ころくらいしかないね。鉄はそっちで用意して欲しいかな。あったら登録自体は可能だよ』


「植物はどうだ?」


『植物も登録は可能だよ。大体近場にあった植物は対応しているけど、何か必要なものがあるの?』


「今は必要ないが、もしかしたら大量に用意してもらう事もあるかもしれない。今はダンジョンポイントを蓄えて、有効範囲を広げて、階層を増やして欲しい。強い個体については、直ぐには用意できないが、近々そういう状況になると思う。その時に取捨選択をしてくれ」


『解ったよ。まあ、生きているだけでも御の字だからね。ここで力を蓄えさせて貰うよ』


 ああ、存分に力を蓄えてくれ。そして、最終的には色々と活用をさせて貰うとしようかね。そうなると、本家から色々と仕入れたいものも多くある。取り込ませて複製したいものが沢山あるんだ。ダンジョンポイントと相談しながらってことにはなるが、面白いじゃないか。いい魔物をテイムできたと思う。

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