ダンジョンを高難易度にしよう
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「ふーむ。単調だな。階層は多いに越したことはないけど、もうちょっと複雑さが欲しい。1層にリザードマンとマットゴートを詰め込んでいるのはいいとして、2層から5層をアントの巣にしているのはいいとして、6層から502層までが単調だ。広範囲に広がっているのはいいが、対角線に階段を用意するのは失策だぞ。これだと遠い方に向かえば階段があると思われてしまう。しかも、ご丁寧に4つ角になっているし、その1つの角から始まるんだから、対角線上に攻略してくれって言っているようなものだぞ。もうちょっと考えて、迷路にするなり何なりと出来ないのか?」
「そうは言ってもね。これでも考えた方なんだよ?」
「これだと時間を掛ければ簡単に攻略できる。階段の位置の法則を見破ってしまえば、最短距離の移動で攻略がなってしまう。これだと厳しいな。最低でも100パターンくらいを用意した方がいい」
「そんなにパターンは変えられないって。でも、どうするの? 作り直すのだって面倒なんだけど」
「そこまで難しい話じゃない。各階層を広げるだけでも十分だ。例えば51階層。これを後4倍広げる。こっちにこんな感じで広げて、法則を崩す階層を挟むこと。これをやるだけでも難易度が上がる。1度法則を見つけさせた後に法則を崩して錯覚させるんだ。そういうのを所々に挟むだけでも難易度が跳ね上がる。後は、下り階段が1つなのも頂けない。5つくらい用意できないか? どれか1つはダンジョンコアに繋がってないといけないんだろうが、分岐は無しではないだろう?」
「無しではないけど、別の階層として登録をしないといけないんだよね。だから面倒なんだよ」
「面倒よりも難易度を上げる方が先だろうに。出来るのであれば、5階層ごとに複数階段を作って迷宮化させるんだ。偶に上り階段に向かった後に下るって事も出来るんじゃないのか? ダンジョンって下にいけば良いって判断があると思うんだが、上に行く階段を見つけたときも同じように進むとは限らないだろう? もう1直線には十分階層があるから、後は横に伸ばしていくように。その方がダンジョンとしての難易度が上がる。ハズレの道を作るだけでも混乱するんだから」
「うぅ。無茶言ってくれる。そうしたら自分でもどの階層が正しい道なのかを覚えられないって」
「覚えなくてもいいぞ。寧ろ自分でも把握できないほどに高難易度化させるんだよ。覚えているなら忘れるくらいに横に広げる。単純に下りだけで階層を作るよりも難易度を上げるんだよ。分岐をつくり、どんどんと迷子にさせるんだ。……ループ階層は作れるか? 50層の次に55層までの階段を作るとか。間違えたら永遠にループするような階層も作れないか?」
「……何でダンジョンコアよりもダンジョンをえげつなくする方法を知っているんだろうね?」
そんなもの、ダンジョン物のラノベを沢山読んだからだ。自分でも妄想をしたことがあるからだ。ダンジョンは無限に作れる。階層も自由自在に出来るのであれば、色んなダンジョンが作れるんだよ。今のダンジョンは単純明快。下へ下へ進むスタンダードなダンジョンだ。500階層以上もあるが、法則性を見つけてしまえば、多分だけど、30日程度で踏破されてしまう。1パーティーじゃ無理だろうけど、1個旅団とかになってくると流石にその位で何とかされてしまう。数は力だという。ならば分散させてしまう方が良い。横道を沢山作ることによって、迷宮化していくんだよ。作り方をしっかりと初めに教え込んでおいた方が良かったか。ここまでスタンダードに作るとは思わなかったんだよな。
不思議のダンジョン系みたいに、日替わりで階層が変わるとかそういうギミックも欲しいんだけど、それだとダンジョンポイントが足りないと思うから、迷子になる様に作る方が良いんだよな。……もし、ユニークスキルやギフトでダンジョンの正解の道しか選ばないようなものがあったとしても、それはどちらかのチートがその為に消費される事にもなるので、その場合はこのひたすらに長い道のりをがっつりと進むことになるんだよ。どっちにしてもここまで直線で作ったんだから、後は分岐を作って迷わせる方向にシフトした方が良い。迷えば迷う程にこちらが得をするんだから。伊達に魔物の強いのを吸収させている訳じゃないんだよ。万が一を想定して強い魔物を配置できるようにしてあるんだから。
「じゃあ、そんな感じで、ダンジョンを迷宮化させてくれ。そっちの方が人間心理的に難しいダンジョンになるから。ダンジョンは降りるものって考えから抜け出せない連中には、上って最下層に到達するって発想は無いから。それに帰りたくても帰れないダンジョンにした方が良いだろ? 迷ったら最後って感じのダンジョンを作ろうぜ。……一応、簡易的なのはここに書いたから」
「ダンジョンコアよりもダンジョンについて知り尽くしている人間が怖くなってくるよ。ダンジョンコアの天敵みたいな人間だよね」
「まあ、道が決まっているダンジョンなんて、時間を掛ければ攻略出来てしまうからな。それこそ年単位で時間があれば、割と500階層を超えていたって余裕なんだよ。まあ、メルカバは破壊させないけどな。今後も協力関係にあるんだからな。メルカバはダンジョンポイントを稼げて、俺達は経験値と資源を稼げる。共生していこう。その方が有意義に過ごせるからさ」
「まあ、死なないだけマシだけどね。それと、食料用に6階層から10階層までオークを放してもいいかな? 強くもなると思うけど、オークって進化先が限られているというか、スペック的にはそこまで高くならないけど、アントの食料にはなるんだよね」
「いいぞ。だが、オークの食料はどうするんだ?」
「同じ階層にゴブリンも育てるよ。普通のゴブリンだけを追加するつもり。ゴブリンの餌はジャガイモで良いしね。その辺に植えておくよ」
「解った。オークも進化して使い物になるのかが知りたいから、進化したら教えて欲しい」
「了解。まあ、気長に待ってよ」
オークも使えるなら使いたいよな。しっかりと進化させておけるのであれば、進化させておきたい。……お肉としての価値がどっち方が高いのかだよな。あ、それなら。
「ついでにホーンディアも放っておいてくれ。あいつらは草を生やしておけば勝手に増えるだろう? そっちの進化も気になる」
「手間じゃないし、良いよ。どうせゴブリンやオークを蹴散らす可能性もあるし、進化もするかもね。オークよりは存在進化させる旨味があると思うんだよねえ。ただ、行動範囲的に、もっとダンジョンを大きくしないといけないような気がしているけどさ」
「その辺はダンジョンポイントを使って頑張ってくれ。どうなるのかは楽しみにしているからな」
いい感じに進化したら、お肉の優劣を付けてから、付加価値を付けて売りに出してもいいと思う。冷凍するために、氷属性魔法を覚えて貰わないといけないかもしれないが、商売に関係ある事だから、商人なら覚えるだろう。しっかりと覚えれば、肉の長期保存が叶う訳なんだしな。塩漬けにしたのとは違って、塩気がないのに腐らないから美味しく食べられるぞ。高級食材になってくれると有難いんだがな。他国に売れるとなると、もの凄く利益になるんだが。
まあ、なんにしても、とりあえず進化をさせて貰わないといけないだろう。どんな魔物になるのかが楽しみでならない。出来れば、食べられると嬉しい。美食ってある程度の興味があるからな。