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北方領地の魔王  作者: ルケア


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魔王を恐れよ

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 今年の冬までには終わらせようと思ったが、無理だった。普通に冬越しすることに。まあ、冬は陣地に居て寒すぎたので、半分くらいはダンジョンで寝たんだが。兵士もそっちの方が良いという事で、ダンジョンで雑魚寝。やっぱり寒くないのが良いよな。


 という事で夏。既に開戦から1年は経っている。王都は見つけた。多分あれが王都のはずだ。大きな城があるからな。50m級の大きな城だ。まあ、これから壊すんだけどな。コットス、ブリアレオース、ギューゲースのヘカトンケイルたちに破壊神を100体程度つけた編成で向かっている。全てを平らにするのは、平民が可哀そうだ。平らにするのは王城だけにしておいてやる。


 そんな光景をベルフェゴールの上から見ているが、いやーデカいな。城よりも大きい。ヘカトンケイルたちは本当に大きいな。よくもまあ、これに修羅が勝てるよな。負けてもおかしくないとは思うデカさだ。普通に考えたら質量で負けるんだけどな。どうなっているのやら。


 デカいのは正義である。本当に足だけでも凄い事になっているからな。極太の足を1歩踏み出すたびに、ズシンという地鳴りがするんだ。破壊神? ヘカトンケイルたちの腕の上に座っているぞ? そうしないと移動速度があわないんだ。デカいという事は、1歩が大きい。その分速いのである。本当にデカい。近くを通った町や村の人たちが震えていてもおかしくないな。一応は、破壊しない様に進んできたつもりである。多少の被害はあるのかもしれないけどな。


 で、問題の王都に攻撃したんだけど、これがまあ酷い。普通のパンチが普通じゃないからな。100腕あるんだから、半分の50くらいでパンチをしたんだけど、それで良い感じに破壊されたと思う。後は暴れて平らにすればOKだ。どんどんと暴れてくれ。戦力? 多分居ると思う。でも、相手にもならないからな。100m近い巨人の相手をどうやるんだって話である。修羅たちも初めは苦戦したし、大いに苦戦してくれ。質量こそが正義という戦いを見せてくれる。


 あれだけ荘厳だった石造りの城が、見る見るうちに瓦礫になっていく様は、見ていて哀しくなるな。指示しているのは俺なんだけど。どんどん壊してくれ。パンチで粉々に、踏みつけでぐちゃぐちゃにされて行く。ここまで徹底的に破壊をしたら再起不能にはならないだろうが、再建するだけで20年くらいはかかるだろう。まずは使える石材を集め直す所から始めないといけないだろうからな。何処かから石を切り出してくるんだろうが、大変だよな。ここまで運ばないといけないんだろうから。材料が足りるのかね? 壊れた城の片付けもあるんだろうに。


 そんな訳で、1日かけて徹底的に破壊した。細々したところは破壊神が壊した。対物特化型だしね。その位は出来るんだよな。まあ、ヘカトンケイルたちがデカいから、簡単に壊しているように見えるだけで。破壊神も頑張ってたよ。


 その後は、普通に占領地を増やしていって、なんだかんだと停戦をした。今回は圧勝だったからな。領地もそこそこぶんどったようだ。俺たちには関係ないんだけどな。飛び地なんて要らん。守らないといけない領地なんて要らない。守らないで良い土地なら欲しいけど、それでも飛び地は勘弁願いたい。なので普通に金銭を貰ったぞ。何に使うのかは不明だけど。色々と金銭は貯めてあるからな。まだまだ使い切れないくらいは残っている。


 まあ、北側をしっかりと開拓して、領地を増やしていかないといけないだろう。魔物村をどんどんと拡大して、次の戦争に備えないといけない。負けることはないと思いたいが、人間はユニークスキルやギフトのお陰でチート級の兵士が出てくることがある。それに対処しないといけないんだよ。それが普通になって来た時、こっちも人間の兵士を出さざるを得ないし、人口勝負になってくると、普通に負けるからな。それまでに何度か戦争をして、勝てる時に領土を獲得しておかないといけないだろう。


 今回の戦争で、10年間は不戦協定を結んだし、再戦は10年後だな。また魔物たちを嗾けてやるつもりである。そして、最終的にはアイスクローブ王国を滅ぼすまでいきたいなとは思っているんだよ。面積が必要だ。発展にはその位は必要なんだよ。面積無くして発展なし。領地はどんどんと拡大していくに限る。俺が生きている内にアイスクローブ王国の滅亡が見られると良いな。





 何処かの国の何処かの場所で言われていることがある。アイスクローブ王国という、今は無き大国があった。それはタイガランド王国に攻め入ったことで、魔物を統べる王、魔王の逆鱗に触れた。タイガランド王国が旧アイスクローブ王国の領地の半分を持っていったのは魔王が居たせいである。今は誰も知らないだろうが、タイガランド王国はアイスクローブ王国よりも小さな辺境の国だった。ただ、魔王が現れたせいで、タイガランド王国に負けは無くなった。タイガランド王国とは戦争をするな。魔王は生きて、未だ勢力を持っている。魔王を恐れよ。対立よりも融和を選べ。それがこの国を長生きさせるコツだ。魔王は未だに健在である。タイガランド王国を恐れよ。魔王を恐れよと。

これにて完結です。後は内政と戦争を繰り返すだけになるので、消化試合です。ここら辺で終わっておく方が良いんじゃないかと判断しました。


お付き合いいただいた方、ありがとうございます。また別の作品でお会いしましょう。

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― 新着の感想 ―
完結乙 ダンジョンしか勝たん!
完結お疲れ様でした。 最終話が火の七日間みたいで、この後は風の谷のナウシカがはじまりそうである。
完結お疲れ様でした。  モチベーションを維持して完結まで持って行くだけでも大変なのに、文章の密度を落とさなかったルケア様に賞賛を(^ - ^)/
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