お誘い
OFUSE始めました。
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ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。
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さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。
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推定、地球の神がこの世界の神でもあるという事が解ってしまったような気がする。また失敗しているような気がしないでもないが、まあいい。とにかく今できることは、この最上位精霊さんに大人しくしていて貰う事なんだよ。大災害を未然に防ぐしか方法が無いんだろう。起き始めてから対処しているようでは問題しか生まれない。災害は出来るだけ起きない方が良いからな。
「それで? 大まかには解ったが、世界が安定するにはダンジョンコアがどんどんとダンジョンポイントを使わないといけないと。それをやらないといけない訳なんだが、ダンジョンコアがもし、世界を統一してしまったらどうするんだ? ダンジョンコアが世界に1つになる可能性も十分にあるとは思うが」
「その時は、人間に攻略してもらう事になりますねえ。ユニークスキルやギフトを偏らせることによって、ダンジョンを攻略しやすくします。そうなるようになっているんですよ。ダンジョンコアは絶対にダンジョンの入り口を1つは用意しないといけないですから。人間が頑張れば攻略出来ないことはないんですよね。だから報酬も美味しくしてあるわけですし。人間には頑張って貰わないといけないですけどね。ダンジョンコアが破壊されないと思っているのであれば、それは違います。特化した人間には、攻略が可能になっているんですよ。それが例え10万層もダンジョンを作ったとしてもです。それ相応のユニークスキルやギフトがあるんですよ。それを使って攻略してもらうだけなんですよね」
「人間が動かない場合はどうする? ダンジョンは人間にとって害悪とはなり得ない。利益も与えてくれるんだ。積極的に壊さないといけないって理由は無いはずだ」
「いえいえー。そうでもないんですよ。システム的に色々と工夫がされているんですよ。ダンジョンコアが世界を統一してしまった場合、そのダンジョンコアが世界の敵になる様に仕組まれているんです。なので、人間にとっては利益にならないものになる訳なんですよ。そうなってきたら、破壊するしかないじゃないですか。もし破壊できなければ、人間が滅びることになりますからね。そういった制限もある訳なんですよ。ダンジョンコアのお友達も、統一してしまうとそうなるって事です。だからって、統一しないという選択肢を取れば良いという訳でも無かったりするんですけどね。ダンジョンコアには干渉可能ですから。今はまだ制限があるので干渉できないですけど、大きくなれば制限も緩和されていきます。その時が来るのかどうかはまだまだ解らないですけどね」
……なるほどな。色々と世界の仕組みを考えている訳だ。なんというか、世界を新しく作った関係で、今まであった不都合を全部取り除けるようにしてあるって事なんだろうな。面白いと思ってしまった。だが、そうなるとダンジョン同士の戦争は結構頻繁にやらないといけないって事にもなってくるんだな。抜け道的なものをメルカバに教えてしまったが、それはどうなんだろう。世界的に見て大丈夫なんだろうか。大丈夫じゃなかったら干渉してくるんだろうし、メルカバには生き残って貰わないといけないからな。世界を統一する方向では考えない方がいいだろう。ある程度の実力を身に着けさせたら防衛一辺倒で良い気がする。その方がダンジョンポイントを有効に使えるだろうからな。
「それで? 最上位精霊さんはこれからどうするんだ? 引っ込んでしまうのは良いんだが、また何処か冬の所で遊ぶつもりで居るのか?」
「そうですねえ。また何処かに移動することになると思いますよ? 面倒ですけど、そうしないと世界に負担をかけてしまいますからね。折角知り合えたのにお別れなんてって思ってますか? 実はそうでもないんですよ? 精霊は割と何処にでも居ますから。私みたいに条件が必要になってきますけど、条件さえ整えば、何処にでも出てこられるのが精霊ですもの。……まあ、場所は特定しないと無理なんですけどね。色々と制限がある訳なんですよ。それでも人間と話をしたのは初めてですけどね。私の居る場所に来る人間の方が少ないですから」
「まあ、それはそうだろうな。わざわざこの糞寒い時期に外に出て探検しようなんて思わないだろうからな。それで、何処にでも出てこられるってのは本当の事なのか?」
「そうですよ? 条件さえ整えばって所なんですよ。私の場合は0℃以下の所でしか活動できないんですよね。その条件があえば、何処にでも出てこられますよ? ある程度の場所は知っておく必要がありますけどね。後は、ちゃんとこの世界でって事になります。流石に世界を超えることは出来ないので。そんな力は精霊には無いんですよ」
「ほう、この世界であれば、環境さえ整えればずっと出現していられると言う事なんだな? それなら、色々と都合が良い場所があるんだが、そこに居続けることは出来るか?」
「年中0℃以下の場所は本当に少ないですよ? この大陸には無いですし。もっと北の氷の大地か南の氷の上位しか無いんですよね。それ以外の場所であります?」
「ああ、この世界でならある。……ダンジョンの中にな」
「……それは考えたことが無かったですねえ。そうですか。お友達のダンジョンに?」
「そうだ。年中冬にしてある。そうしないとサトウカエデの樹液が甘くならないからな。生産品としてはかなりの値打ちになる。採取しないのは勿体ないだろう? ダンジョンを使って生産活動をするくらいは許容範囲内だとは思うが?」
「うーん。まあ、出来るのはそうですけど、そもそも人間と組むことを想定していない訳ですしね。最終的には組めなくなるわけですし、今の所はそういった制限も無いので、問題はないんですが」
利益しかないからな。ダンジョンコアと組むことは利益しか生まない。ダンジョンコアは破壊されないからいいだろうし、人間側も必要なものがダンジョンポイントで賄えるわけなんだから、話は早い。かなり有効に使えていると思っているんだがな。ダンジョンコアに取ってもメリットが大きい訳だし。攻略されないというメリットがあるんだよ。勿論、抜け駆けをするような馬鹿も居るとは思うんだけどな。権力者に取っては、ダンジョンコアを持っているというだけでもの凄く利益になるからな。使わないのは勿体ないだろう?
「ダンジョンコアの入り口をここに繋げる。そこから入ることは可能か? 出来ればずっと居てくれるとダンジョンポイントが入ってきて利益になると思うんだが。……魔物からは見えないというか、認識されないんだよな?」
「そうですね。それはダンジョンコアとて例外ではありません。ダンジョンコアには見えないでしょう。もっとも、存在の力が違いますから、ダンジョンポイントはもの凄く入っていくことになるとは思いますけどね。最上位精霊がダンジョンに入るなんて思っても見ませんでしたが。環境さえあえば、可能ではありますね。一度覚えてしまえば、何時でも遊びに行けると思いますよ? 入りびたることになるとは思いますけども。なんだかんだと言って、移動するのは面倒なんですよね。1か所に居続けられるのであれば、その方が世界の管理も楽でしょうし」
「決まりだな。ここに居てくれよ? 明日にはダンジョンコアを持ってくる。そこから中に入って貰えればいい。実験も兼ねていると思ってくれれば良いんだ。ダンジョンポイント的に美味しいのかも解らないからな」
そうなんだよな。ダンジョンポイント的に美味しいのかが解らない。氷の最上位精霊が何処までの存在なのかが解らないからな。ただ、安値であるとは思わない。がっつりとダンジョンポイントをくれると思っている。メルカバにはそれを役立ててもらおう。




