恋の呪文のごとく
オルゴールは少なくとも
僕にはやさしく語りかける恋の呪文のごとく
いつもこうして落ち着いていられて
ココロに感動を刻みこむ音色でいられるのは
とっても、うらやましいね
準備していた言葉も言い尽くして
今は台本にないアドリブでキミに語りかけてる
ときおりキミが悲しい顔を見せるから
そんなときのために準備してた夜景たちも
今は仮眠をして目を覚ますのに
しばらくは時間がかかりそう
キミに僕に、
キミに友に、
誰かにキミに
その順番はどんな形であれ
みんなにしあわせになってほしいから
もう何度もくり返し聞かせてもらったオルゴールを
見つめた僕は
もう、それ以上は恋の役目をお願いしないから
安心してね
このあと仮眠でも、深い眠りにでも
ついてもらえればいいから・・
そして、目覚めたときに
僕たちの恋がどうなっているのか
ちゃんと見守っていてほしいよ