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夕まづめのバチコンアジング

ヒラメが釣れて 手早く締めたケイちゃん。

さっきまで釣れなくてつまんなくしてたケイちゃんとは大違いでイキイキしてた。


「さて あらためて移動しようか」

「そうだニャ」

船を走らせると風が気持ちイイ。

速度を抑えて場所移動する。

「今度はどこ行くの?」

「んー走りながら考える」


メグのことだからアテはあるんだろうけど、やっぱり夕方にならないと釣れないかなぁ。


「いつもは近くに座ってるんじゃないのニャ?」

ケイちゃんは鋭い

「そうだけどさ」

「遠慮しなくていいニャ」

「いいのよ外の方が涼しいでしょ」

なんてことを言いながら30分くらい。

陸からは近い。

「このあたりならいいんじゃないかな」

「そうなんだ」

僕たちは早速準備を始める。

まだまだ日は高い。


「夕方にならないと釣れないかもしれないから」

ちょっと弱気なメグ

「ここって砂地?」

「砂地に根が点々とある感じかな」

しばらくアジングだけじゃなくていろんな釣りで時間を過ごすことにした。


「あたしはバチコンずっとやるニャ」

ケイちゃんはこまめにワームを変えて狙うらしい。


僕はライトジグでちょっと投げながら広範囲に探る。


メグはケイちゃんとアジング。

「オキアミだったらあるからね」

「わかった」

「じゃ はいよー」

やっぱり掛け声がないと締まらない。


竿をシュッと振ってキャストしては沈める。

「反応あるけど口を使わないわね」

「夕方まで体力のこしとくニャ」

「あんたは体力お化けじゃないの」

確かにケイちゃんは疲れ知らずだ。


途中ポツポツとハタとかカサゴが食いついてきた

20センチ以下の小さいけどリリースしなくていいかなってくらいのサイズ


アジはしばらく釣れない時間が続き日が傾いてきた。

すこしオレンジ色の空になった頃

「来たにゃ!」

回遊魚っぽい反応がケイちゃんに来た。

ぐぐっと慎重に上げると念願のアジ

「やっときたにゃー」

安堵する。

「僕も変えようかな」

バチコンタックルに持ち替えて ケイちゃんと同じ色のワームをセットして沈める。

すると

「わ 一投目フォールで来た」

すぐに巻き上げる アジであってくれ!

「アジだ!」

やっとアジが口を使い始めたらしい。

入れ食いほどではなかったけどメグもケイちゃんも合わせて30分ほどで20尾ほど釣れた。


「やったね」

「やっぱり夕方なのかしら」

ちょっと食いが止まったけど 日が沈むころにまた盛り返した。

アタリが遠のくことはなく、結構釣れたところで納竿。

辺りはすっかり暗くなっていた。


日中が厳しかった今回のバチコン。

結局40匹くらいのアジが釣れてご満悦のケイちゃん。

「干物もできるニャ」

さっそく食べることしか考えてない。

やっぱり夕まづめだったな

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