肉食姉妹
お肉はもう4皿目に突入
僕も負けじとお肉を食べている。
といっても薄造りだからまだ500グラムくらいしか食べてないのかもしれないけど。
「3キロくらいあるからニャ まだまだ食べるニャ」
「脂肪分少ないから食べやすいね」
僕は灰汁を取りながら二人に負けじとイノシシ肉を食べている。
確かに豚肉よりは赤みが強いけど硬くないし、脂も少な目なのに甘みもある。
一緒に似ている葉っぱはハーブっぽいのか絶妙なおいしそうな香り。
そしてなにより ビールが合う。
ケイちゃんとメグはレモンチューハイをぐびぐびと飲んでいる。
「そういえば 最初に一緒に食べてた頃、おねーちゃん すぐに赤くなってたニャ」
「仕方ないでしょ」
「普段はすんごい飲むのにニャ」
「一応照れてたのよ」
「なんとなく気づいてたけどね でもそんなことも無いかなとか思ったり」
「もっと自信もちなさいよ」
今ではすっかり最初のイメージ通りのメグだった。
「おねーちゃんが照れてるなんてニャー とってもわかりやすかったニャー」
「いっぱいからかってくれたわよね!」
「にゃー おにく追加取ってくるニャー」
「そういえば僕らだけで食べるのにちゃんときれいに盛り付けてあるのすごいね」
「ケイちゃんが楽しみにお昼過ぎからがんばって盛り付けてたのよ」
「へー」
「多分最初のが一番最後で一番きれいだったんじゃないかな」
だんだん最初のほうで盛りつけたものらしい。
「薄く切るのタイヘンだったニャ」
「あら聞いてたのね」
「包丁研いでくれたのはおねーちゃんニャ」
「包丁研いで少しは楽になったんじゃない?」
「そうニャ いつもちゃんと研いでるけど、魚用だからお肉用に少し薄めにしてもらったニャ」
「そしてこれが最初のニャ いまのうちニャ」
「確かにさっきのより少し厚いね」
「だんだんおちついてゆっくり食べる時間になったらちょうどいいニャ」
僕たちは三人で1キロ弱食べたくらいかな、お肉だけだとそんなにおなかに溜まらないのはまだまだ若い証拠かな?
途中で出汁を足したり 味を濃い目にしてくれたりして飽きないようにケイちゃんが工夫してくれたので、準備していたお肉を全部食べた。
「準備したのは半分くらいだったニャ」
「ってことは1.5キロか 一人500グラムならそんなもんか」
僕たちはおなかいっぱいだけど、食器を三人で一気に片付けて お部屋に戻った。
ケイちゃんは食器をしまうので少し
「あー お風呂もう一回入りたいくらい汗かいちゃった」
「入ってきてもいいわよ」
「でもおなかいっぱいだからね」
「明日朝入ってもいいし」