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週末の夕食

お風呂に入って、夕食の時間。

金曜日の夜 今日の夕食はお肉だという。

「美味しいお肉が手に入ったニャ これにしたニャ」

これは おそらく地球で言うところのボタン鍋だな。

「イノシシだよ」

メグが教えてくれた。

多分不思議な力で翻訳されてイノシシになったんだろうけど そうなんだろうな。


お魚料理もおいしいけど、お肉もおいしそう。

「じゃお鍋作るにゃー」

そう、今日はお鍋なので 部屋だとさすがに暑いので、食堂で食べることになったんだ。

僕は冷えたお酒をクーラーボックスごと持って下の階の食堂に。


それにしても異世界こっちでもお鍋ってあるんだ。

しかも目の前で作るのも同じだ そんなことを考えながら出来上がりを待つ。

「どうしたのこれ」

具材を入れながらケイちゃんが教えてくれた。

「山で獲ってきた人がお客さんだったニャ」

「つまり イノシシ狩りした船宿のお客さんの差し入れってことかな」

「そうなのよ だから船宿のお客さんに出すわけにもいかないからね」

ボタン鍋だけど味付けは味噌なのかな? それっぽい味付けのようだ。

「お肉も美味しいニャ あたしはお肉も大好きニャ」

僕たちは出来上がったボタン鍋を一緒に食べ始めた。

「まだまだあるわよー」

お肉の追加をメグが持ってきた。

メグもお肉が好きなようで ぺろりと一皿めを食べつくしてた。

僕も異世界こっちでボタン鍋を食べられるとは思わなかったからいっぱい食べた。

そういえば豆腐っぽいものもある、食文化って似てるのかどうなのか不思議でしょうがない。


「こっちでもこのお鍋よく食べるの?」

「お肉が手に入ったら食べるニャ 今日はみんなで食べようと思って ちょっと暑いかなと思ったけどお鍋にしたニャ」

「焼肉とかあるのかな?」

「外で炭焼きならたまにあるかな そっちがよかった?」

メグが聞いてきた。

「それも今度やってみたいなぁ」

「お肉もらったら今度やればいいわね」

「今度 地球あっちのお肉持ってこようか?」

「お肉売ってるニャ!?」

「売ってるよ じゃ今度ボーナスが入ったらいっぱい買ってくるね」

「ボーナス?」

「あ お給料のおまけみたいなものだよ」

「へー 臨時収入ニャ」

「そう そんな感じかな」

パクパクと食べ進めるメグとケイちゃん。

すでにお肉は三皿目。

だいたい一皿300グラムはあるからすごい勢いだ。

「普段お魚ばかりだから お魚飽きちゃったのかな?」

「そんなことはないけど、お肉めったに手に入らないからね」

「そういえばお肉あまり売ってないんだ?」

「そうだニャ めったに見ないニャ」

「まだまだあるわよー」

珍しくメグがすごくワクワクしてるのが伝わってきた。

ある意味肉食系。

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