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バチコンアジング 行きます!

バチコンアジングのタックルを揃えて迎えた週末。

最近のいつものパターンで金曜日の夜に向かう。

船宿に到着、この船宿、入口は地球こっちなのに中に入ると異世界あっち

でも異世界の人はそのまま地球に来ることが無い。

僕だけなんだよね 行ったり来たりできるのは。


仕事を終えて スーパーに寄って特にお酒を買ってクーラーボックスに。

釣りに行くけど、釣れた魚はだいたい置いてくるので、よほど釣れた魚が多いときなんかに干物だったり捌いてくれたものを持ち帰るときに使うくらいだけどね。


さて僕はいつものようにタックルをキャスターに積んで船宿に行く。

おそらく僕にしか行けない異世界船宿、玄関をくぐるといつものように猫耳が可愛いケイちゃんが、「こんばんはニャ!」と迎えてくれた。

この船宿を切り盛りする姉妹の妹で受付と併設の食堂の担当だ。

とってもカワイイ。


「いつもの持ってきたよ」

「わーい クーラーボックスに氷足しとくニャ」

異世界こっちではお酒を飲める年なんで、買ってきた美味しいお酒を飲むのが好きらしい。

お魚を入れるまではクーラーボックスに入れておくのがいつものパターンだ。


「じゃ荷物を置いてくるね」

僕は自分の部屋に荷物を置きにいく。

元々船宿だけど、一部屋を僕の部屋にしてくれてるんだ。

たたたっと階段を登っていると音を聞きつけたのかメグが顔を出した。

「いらっしゃい」

「ただいま」

「そっか おかえりなさい」

僕の彼女のメグ その隣の部屋が僕の部屋だ。

「荷物もとうか?」

「大丈夫だよ」

この船宿の船長がお姉さんのメグ。

最近 週末は僕の専属で仕立て船という体で船を出している。

地球あっちの釣り道具をプレゼントして、アレンジしたものを異世界こっちで作って売ってて、特にタイラバはだんだん流行り始めて大好評らしい。


僕は部屋に荷物を置いて、置いてあるタックルと持ってきたタックルを確認して、今回の釣りモノであるバチコンアジングの釣具屋さんにあったチラシとか雑誌をテーブルの上に置く。


「お風呂 入るでしょ?」

この船宿にはお風呂がある 24時間入れるお風呂。

「今日はもう先に入っちゃったから、ゆっくり入っていいわよ」

メグがお風呂に入るのを促す、その間にケイちゃんと夕ご飯の準備をしてくれる。

なにしろお風呂は広いのでここのお風呂も楽しみの一つ。

僕はお風呂セットを持ってお風呂に向かう。

結構大きな浴場だ シャワーもある。


お風呂に入るといつものように体を洗って、湯舟につかって手足を伸ばす。

昔懐かしいようなタイルのような柄と高い天井。


さてお風呂が上がったらおまちかねの夕ご飯だ。

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