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テンヤ真鯛 釣り開始

朝 準備するメグに起こされて、支度をしてメグの船に行く。

「荷物ちょうだい」

「はい」

荷物を受け渡して船においてくれる。

今日はテンヤ真鯛だ。


「こっちでもタイラバする人増えてきたわよ」

「口コミでも流行ってくるものだね」

「エサが不要なのがいいみたいよ」


とはいえタイラバばかりやっていると他の釣りもしてみたくなるのが釣り人ってもの。


「エサも持ってきたんだっけ?」

「そうだよ ちょうどいい感じで溶けてるかな」

「なぁにそれ 飲みもの?」

「エビを漬けると釣れやすくなるらしいよ」

「いろんなものがあるのね」

僕はエビをネットで見た通りに液に漬けて準備する。

ちょうど釣り場まで行く時間で漬けてたらいいみたいだ。


「はいにゃ!」

「ありがとう」

今日はケイちゃんがお弁当を作ってくれた。

「いっぱい釣れてもゆっくり帰ってきていいからニャ!」

休みの日なのにいつも仕立てで船を出してくれるメグ、いつも時間が自由になるのがいいところ。

「じゃいきますか?」

「はいおねがいします」

「いってらっしゃにゃぁ」

いつものようにケイちゃんに見送られて船が走り出す。

港を出て少し速く走り始めると風が気持ちイイ。

「いいなぁ」

「なにが」

「ケイちゃんがお弁当作って メグが操船してって」

「そっか」

1時間近く船を走らせる予定と言っていたので僕たちは操舵室で一緒に過ごしていた。

GPSとか無いのにどうやって場所を調べているのかはわからないけど、きっと魔法だってことで納得しておこう。


漬ける時間が経ったので、僕はエビを取り出して、最初のテンヤに取り付ける。

羽を切りテンヤにまっすぐになるように刺す。

最初は遊動式で孫針は頭の部分に刺しておく。

準備が終わると僕はまた船室に戻る。


今度魚探とか買って来たらどうなんだろう とはいえ取り付けできないけど。


波の音を聞きながら僕たちは船が走り続け 釣り場に到着。

「このあたりかな そんなに深くないわよ 45メートルくらい」

「いいよ先に入れて」

「わかったー」

「はいよー」いつものメグの掛け声で僕はテンヤを投入する。

底まで45メートル これはメグの探知魔法らしい。

メグは固定式のテンヤにするらしい。


釣り方は 底を取る

底に着いたら糸ふけを取り、ちょいちょいと誘いをかける だいたい底で釣れるらしい。

フォールでも来ることがあるらしいので気を付けてないと。

この釣り方は 異世界こっちでも釣ってるらしいので、メグの釣り方も聞いてみようかな。

一投目は来なかった潮に流されてだいぶ糸がでてるので一度上げてエサをチェック。



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