そろそろ帰ろうか
「じゃ 私たちもそろそろ寝ようか?」
「一緒に?」
「いいのよ?」
「ごめんなさい」
再度 テーブルを片付けていよいよ寝る準備。
すっかり僕の部屋になったメグの隣の客室。
専用の部屋だからっていうけど ほぼ宴会部屋だと判明したな 嬉しいけど。
「おやすみなさい」
「おやすみメグ」
部屋を出ていくメグ 寝る準備をして布団に潜りこむ。
明日は帰るのだ。
メグが壁をコンコンと叩いたので コンコンと返して 目をつぶっているとすぐに寝付いたらしく気づくと朝だった。
「今日は起こされる前に起きたな」
でもまだゴロゴロしてようと布団の中でゴロゴロしている。
ケイちゃんはすでに起きてごはんの準備をしているのかイイ匂いがしてくる、食堂の匂いかな。
メグはどうだろう? コンコンしようかなと思ったけどやめて、僕は二度寝しそうになってた。
「おきてるー!?」ちょっとうとうとしかけたところにメグがやってきた。
寝巻のままだ。
「おきてるけど、そのカッコ」
「あ、そうだった!」
「いいよかわいいよ」
「ちょっとアレよね」
「ちょっとね」
胸元が切れ込んでるのでちょっとセクシーな感じ。
光源が逆だったら体のラインが透けてるんだろうなあとか思ってた。
「こら エッチなこと考えてないでしょうね?」
「そんなことないですよぉ」
「あ や し い」
「じゃ 着替えてくるからまたあとでね」
いつものように朝ごはんを三人で食べて、今日はお昼からメグがお仕事だそうだからお昼ご飯を食べたら地球に戻る。
それまではメグと部屋で過ごす。
「一緒が楽しいな」
「どうしたの急に」
「なんか言っておかないと と思って」
「へんなの」
メグと一緒にいることがすっかり日常になってきたなぁ
「お昼ご飯にゃー」
突然やってきた。 食堂が忙しくなる前にケイちゃんがご飯を一緒に食べるのが休みの日の日常。
「あら 麺類あるんだ」
「そうか 初めてだっけ?」
うどんよりもちょっと細い んーこれはソフト麺・・・
ミートソースみたいなものがかかっててグリーンピースで まるっきり給食だななんて考えてた。
ケイちゃんが運び終えて、僕たちは僕の部屋で昼食。
「いいの一部屋使っちゃって」
「お祭りじゃないと全部埋まらないからね」
「よっぽど遠くからじゃないと泊まる人いないニャ」
「それにほら 儲かってるし」
僕のタイラバとか異世界で売って儲けてるらしいので大丈夫かな。
「今日の午後は?」
「瀬渡しのお客さんを迎えに行くの」
「へー瀬渡しもあるんだぁ」
「船でしか行けないところで釣りするのも楽しいよ」
「今度それもやってみたいな」
「そうね いいかもね でも一緒に釣れないわよ」
「どうして? だって係留するとこないじゃない」
「そっか」
話は尽きないけど お昼ごはんのあと僕は船宿をあとにした。