表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

62/111

再びキス釣り そして対決?

ゴロタ場でカサゴとウツボを釣った僕たちは、砂浜に戻る。

下処理をしてクーラーボックスに入れたら、またキス釣り再開。


投げっぱなしの竿を回収する。

エサは無くなっていた。


エサを新しく付け替えて、またロングキャスト。

上げ潮になってきたな。

チョイ投げ用のロッドはとりあえずそのままにして、サビいてみる。

投げ竿に持ち替えたら やっぱり重く感じる。

ゆっくり ゆっくりサビく。


ふと先を見ると、メグはそのままの竿でちょい投げを繰り返す作戦らしい。

でもまだお互いアタリが無い。

上げ始めた潮 動き始めたのでもうすこし経たないと上げ三分にはならない。


二人でもう少しシロギスを増やしたいところ。

なのに お互い全然釣れずに小一時間経った。

「ねぇ どっちが先にシロギス釣るか、勝負しない?」

メグが言いだす。

「え? 何を掛ける?」

「じゃ、なにかなんでも言うこときいて!」

「いいよ」


「じゃ 一回巻き上げて」

「メグはそっちの竿でいいの?」

「あなたこそ その竿でいい?」

「じゃ はじめよう!」

僕たちは同時に投げる。

ひゅっと竿のしなる音がハモる。

遠くに投げて広範囲をさぐる僕と、歩きながらいろんなところを探るメグの戦いだ


それにしても 異世界こっちでも釣りと言えば勝負なのかな?

7色飛ばしたところから 僕はサビキ始める。

すこしづつ動かしてキスのいるところを探る作戦。

今回から4本針に変更しているのはナイショだ。


「ついてた!」

向こうでメグが一匹釣りあげたらしい 負けた!?

「メゴチだわこれ」

まだ負けてないようだ。

僕はすこしづつ巻いて 今3色 あたりはまだない。


「また何か来た!」 メグが叫ぶ

「フグだよ」


近いところはエサ取りやらが湧いてるっぽい。


僕もアタリ、このあたりはまさか?

巻いてくると フグ。

チョイ投げ範囲は魚入るけど エサ取りばかりのようだ。

4本針の一本は切られてるし

やっぱりフグかな。

これなら遠くに投げられる僕が有利だ と確信した。


僕は7色から4色の間100メートル以上の距離のところを扇形に探っていく。

メグは メゴチをいくつかとあとはフグ。

キス釣りあるあるかな。


それにしても午前中に釣れてたキスはどこへ消えたんだろう?

そこで30分くらい経った頃、メグはすでに砂浜の反対側まで歩いて行ってる。

投げては巻いてを繰り返しているのが見える。

たまに釣れてるっぽい。

よそ見ができるのは サビいている間は竿の感触を頼りにしているから。

アタリが無い。


一回回収しようかなと4色も終わりになってきたとき、メグが走ってきた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ