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興味津々のケイちゃん

「んー そういえば 付き合ってはいないかな?」

メグが突然言い出す。

「ん?」

「だって 好きって言っただけよね?」

いつのまにかメグの目の前には空のビン。

「んー いっぱい飲んだね?」

「ふふふ」

「どういうことにゃ!?」

ケイちゃんが不思議そうに聞いている。


「んーとね 好きって言われただけ」

「にゃるほどにゃ」

「じゃまだキスもしてないにゃ?」

「してない・・」


「ふーん」ケイちゃんがこっちを見る。

「な なんだよぅ」


「ま それはそのうちニャ」

メグのほうを見てみる

あれ? メグはすでに撃沈していた。


「ほらほら部屋に連れて行くニャ」

「ここはお姫様抱っこニャ」

メグをお姫様だっこして二階へ。


行けるわけが無いので ケイちゃんがメグを背中に背負わせてくれて部屋に戻る。

後ろを向いてベッドに座り そのままベッドに寝かせる。

カワイイ寝顔。

とうとう言っちゃったな。

じっとメグの顔を見ている。

毛布をかけて電気を消して部屋から出ようとすると ケイちゃんが覗いてた。

「あ 見つかったニャ!」

音もなく走って逃げていく さすが猫耳娘。


僕は少し遅れて食堂に戻る。

「さ、続きをどうぞ」

お刺身とか盛りなおしてくれてきれいになってた。

お酒を自分でクーラーボックスから取り出して ぷしゅっ

飲み続ける。


「お姉ちゃんから言ったの? それとも?」

「うーん 言ったのは僕だけどぉ」

「ふーん」向かいに座って ニヤニヤしながら肘をついて僕を見るケイちゃん。

「ま 詳しいことは今度お姉ちゃんにきいてミルにゃ」


「私も食べるニャ」

二人で晩酌兼晩御飯を食べた。

マグロステーキは冷えてもおいしい というかビールが進んじゃう。

ケイちゃんはイサキの塩焼きが大好物らしい、煮物より塩焼きらしい。

地球あっちだと梅雨のイサキは旬だけどこっちも今頃なのかな?

そもそも四季は日本と同じようにあるのかな?

そして、いつまでこっちに繋がっているのかな・・・いや考えるのはよそう。


「今日 泊まっていくニャ?」

「帰るつもりだったけど?」

「せっかくだから泊っていくといいニャ」

と言い残すとすぐに二階に行って部屋を準備しにいった。

「はい お姉ちゃんの部屋ニャ」

「はい?」

「ウソにゃ お姉ちゃんの隣の部屋にしといたニャ」

「こら」

ケイちゃんと一緒にテーブルを片付けて、僕は部屋に行く。

そういえば 僕の荷物メグの部屋のままじゃん。

とはいえ特に持つものも無いので、そのまま用意してくれた部屋に。


今日はいろいろあったなぁと思い出しながら、僕は布団に入った。

明日、メグはどこまで覚えてるのかな?


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