タイラバ(2)
引きは強いが叩かないしそんなに重くないし横に走るしと思っていたら、サバでした。取り込み今度はタングステン100グラムの小さ目のもの、カラーは金赤。一投目巻き上げは少しゆっくりめの3秒で4回転のリズムで、コツコツとアタリがあるがそのまま20メートルほど巻いてまた落とすと3回目でやっと来た!
ドラグが出る、隙をついて巻く、を繰り返し上がってきたキラキラと赤と銀に輝く魚体、本命だ!タモを入れてもらって「ありがとうございます」結果が出たところでヒラヒラネクタイの色を変えてみることに、色々試すのがこの釣りの楽しさだ。結局納竿までに1.2キロを筆頭に3尾の鯛を釣ることができた。
船宿に戻ると捌いて内蔵を出して追加の氷をもらってと、ほんとに異世界か?なんて思っていると受付のケイちゃんが「釣れたニャ?」うん異世界だ。「おーい」メグが呼んでる、話してみると今日の仕掛け「タイラバ」のことを知りたいらしいので、タングステンヘッドとネクタイ数種を渡しながら話をした。
日本のタイ釣り、オキアミを撒き餌にする「コマセダイ」エビで鯛を釣る「一つテンヤ」そして「タイラバ」が3大釣法、エサが不要でコレクション要素もあるタイラバが船だけでなく陸釣りでも使う人出てきてるってことも。今日を境に異世界にもタイラバが流行ってドラゴンの皮のネクタイとか出ないかな?