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朝ごはんと帰宅する僕

朝ごはんをメグが持ってきてくれるまでの間 ドキドキしながら待つ僕


「おまたせー ドア開けててくれたんだー」

大きなトレイにいろんな薬味?

「これもにゃー」後ろからケイちゃんがもってきてくれたお鍋?


「アツアツにゃー」と言い残して去っていくケイちゃん


トレイのままいろんな薬味?のようなものを並べる。

鍋からお椀に入れられたのは おかゆっぽい。

おかゆ作ったの。

朝のおかゆ いっぱい飲んだ朝はこれがいいでしょ?


鶏ガラと魚の出汁が効いたスープのようなおかゆだ。


「こっちにもおかゆあるんだ」

「よかった 食べてね」


緑のはっぱ 揚げたなにか ナッツ類 

「中華風だなぁ」

「中華風?」

地球あっちの地域のことだよ」

「いっぱい食べてね」


メグと一緒にいただきますして食べ始める。

「あつっ」

「気を付けて! 入れすぎちゃった?」

「大丈夫 アツアツで美味しいよ」

絶妙な塩味、緑のはっぱの爽やかな香りでとても美味しい。

「鍋いっぱいあるから」

おかわりまでして僕はおなかいっぱい食べた。

「おいしかった ごちそうさま」

片付けようとする僕を止めて メグは言った

「ゆっくりしてていいから」

「うん ありがとう」

ちゃちゃっと手際よくお皿を重ねてお鍋をトレイの上に置いて持っていくメグ。


少しすると戻ってきたメグ。

「ありがとう おいしかった」

「ありがと」

さっきの場所に座るメグ ちょっと沈黙。

あったかいおかゆのせいかちょっと顔が赤いメグがまたキレイだった。

僕もちょっと顔が熱くなるのを感じた。

話を変えて僕はしゃべりだす。

「そうそう 次のイサキ釣り」

「いつ行く?」

「来週かなぁ 今日戻ってイロイロ調べてみるよ」

「うん」

「足りないものがあったら会社帰りに買ったり エサは来る前に買ってくるね」

「うん」

僕は準備のことをいろいろ話した。

メグはじっと僕の方を見ながら聞いてた。

「そろそろ戻るね」思い切って切り出す。

ちょっと寂しそうな顔をするメグ。

そしていつものように帰る準備をする僕。

「来週まで待ってるね」

メグがぽつりと言った。

「うん 楽しみにしてる」

だんだん何回も来るうちに僕は寂しさが増してくるのを感じてた。

それはメグも同じかも。


ここは異世界だからいつ来れなくなるかわからないもんね。


それは二人ともわかってるけど二人とも口に出さない。


「またね メグ」

「いってらっしゃい またね」


僕は店を出て、地球こっちの空気を吸う、また帰り道 いつものコンビニに寄る。

新しいつり情報誌を買って お酒と晩御飯を買って 僕は自分の家に帰る。

明日から一週間 また仕事だけど週末の釣りを楽しみに過ごそう。


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