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図画工作の時間 アナゴ釣り

ケイちゃんにもう一度 アナゴ釣り仕掛けの話をした僕。


「ちょっとまっててニャー」

「これにゃー」

ケイちゃんはノートと色鉛筆を持ってきた。

「絵に描くといいニャー」


「今描き始めると ごはん作る時間なくなるよ?」

「そうだったニャー」

「晩御飯のとき お話しながら描いてみようよ」

ケイちゃんはあわただしく戻って行った。


釣り雑誌を見ながらメグが言う。

「なんか決まった形はないのね」


カラーの写真を見ると

「子供の頃に作ったアクセサリーみたいね」

ビーズ細工のグッズが使えそうだから100円ショップのビーズ細工コーナーで買ってきた。


「二本バリとかもアリかぁ」

いろいろ考えてるメグ。


この光るチューブもいい感じね。

材料を物色しながらいろいろ話をしてたら

「ごはんだにゃー」

ケイちゃんが来た。

「あらあら」ニヨニヨするケイちゃん。

僕たちは雑誌を見ながら頭を寄せ合ってたみたい。

お互い顔を見合わせて赤くなってしまった。


「ちょ ちょっとまってね」

僕たちはテーブルの上を片付けて ごはんを食べる準備。


じゃ いつものように カンパーイ!

「ケイちゃんお疲れさま」

お宿の晩御飯を作ってるのはケイちゃんだ。

最近は食堂じゃなくて、こっちの部屋で一緒にご飯を食べるようになった僕たち。

「今度はアナゴを釣ってみようかなって」

「それがこれで釣れるニャ?」

「そう目立つ方がイイみたい」

「お姉ちゃんへのプレゼント作ってるかと思ったニャ」ケイちゃんはニヨニヨ。

「だったら もっと高いのがいいわね」メグが乗る


僕らは色鉛筆でいろんな仕掛けを考えた。

「これなんかがイイにゃ」

「色々作ってみよう」


晩御飯の食器をみんなでかたずけて、部屋に戻ってきた。

「じゃ これね」

改めてテーブルに素材を並べる。


「それにしてもいっぱい買ってきたわね」

100円ショップの手芸コーナーはワンダーランドだからなぁ。


みんなで色や大きさを整理して、同じく100円ショップのケースに小分けにしながらハリスに通しながら作っていく、ほとんどビーズ細工。

「魚って色わかるのかな」

「いろって言うより光り方がわかるみたいよ」

「賢いニャー」

目立つと逃げる魚と目立つと興味を持つ魚がいるようだ。

メグは淡々とコントラストを大き目に

反対にケイちゃんは淡いけどパール系の光物が好きみたい。

「それぞれ好みが出るよね?」

「そうだニャ」

「コレは暗闇で光るんだよ」

夜光塗料のビーズを見せてあげた。


そして折ると光る棒も見せてあげた。

「これの小さいのがコレね」


「これを付けると光に寄ってくるらしいし、夜でも仕掛けを見やすくなるから便利だよ」


僕たちはたくさんの仕掛けを作った



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