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キス三昧

キスを釣ったので、全部ケイちゃんに渡す。

「どうだったニャ」

「大丈夫 イケた!」

「今度お姉ちゃんに連れてってもらうニャ」

ケイちゃんは嬉しそうにしていた。


強力人工パワーイソメで異世界こっちでもキスが釣れたからだ、そうケイちゃんはイソメ類が苦手なのだ。


「そういえば人力ボートでもキス釣れるニャ」

異世界こっちにもボート釣りあるんだな。


「今度お姉ちゃんと一緒に行って見るのもアリにゃ」

プロの船長と手漕ぎボート? と思ったが、デートの定番ではあるなぁ。

誘ってもいいものだろうか?


「ケイちゃん今日はどんなメニューにするの?」

「この前天ぷら三昧だったから 今日はお刺身とか、カルパッチョとか」

日本語に翻訳されているけど カルパッチョも翻訳されるんだな、異世界こっちのネイティブだとどんな呼び方か気になるなとか思いながら「洋食も大丈夫なんだ」とちょっとびっくり。


「またお風呂に入ってさっぱりしてくるといいニャ」

僕はお風呂に向かった。


ケイちゃんはホント料理すごいなぁ、お風呂に到着、すると少し遅れてメグが来た。

「あ、お風呂」

「いいよ、メグ先に入って」

「いや お客さんが先で」

「そんなことはいいから」

そして僕は「じゃぁ一緒に入る?」

「いいですよ? いいんですか?」

「ごめんなさい」メグには勝てない。

「待ってるからって、慌てないでねいつものペースでゆっくり入ってね」

メグに告げるとケイちゃんの食堂へ向かった。


「そんなだから・・・」メグは聞こえないくらいの声で呟やく。


そんなこんなで「じゃ お先にいただきますね」メグが先に入ってくれた。

僕は食堂に戻りケイちゃんにメグが先にお風呂に入ったことを告げた。

「キス釣りだから船の掃除が早かったニャ」「一緒に入ればヨカッタにゃ」

ニヨニヨするケイちゃんだった。


しばらく経つと、ホカホカで首にタオルを巻いたほっぺがちょっとテカテカなメグが食堂に顔を出した。

「いいよ~」

「じゃ行ってくるね」

すれ違う時 ほわっといい香りがした、逆に僕は汗臭いんじゃないかとちょっとドキッとした。


お風呂に入って、メグの(シャンプーの)残り香にドキドキしていた。

そういえば上がってからすぐに来たんだなぁ、慌てなくていいって言ったのに。

気を使ってくれるメグに感謝しながら湯舟に浸かる。


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