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堤防からのスミイカ釣り すって? スッテ!

「こんにちは」「いらっしゃいませニャ じゃなかったコンニチハにゃ!」

今日は船宿はお休み メグとケイちゃんと釣りにいくことにしたのだけど今日は船じゃない。

「メグは?」「もうすぐ帰ってくるニャ」

船を定期点検にもって行くって言ってたので、「たまには堤防釣りなんてどう?ケイちゃんも来れるし」って話をしていたのだ。


「ただいまー」メグが帰ってきた、町の反対側にあるスロープまで船をもって行ってたらしい。薄い服で逆光で体のラインが透けててドキッとした。メグは釣り用に上着を羽織った、ちょっとがっかり。

じゃ行こう!歩いて数分の堤防、墨跡を見つけて3人で陣取る。

実はメグが船を持って行ったスロープはすぐ目の前 でも港をぐるっと反対側なので陸路だと歩いて10分以上かかる。


スミイカはエギングとかもあるけど、この時期のスミイカは沿岸に泳いでくるからスッテで釣るんだ。

僕はずんぐりして目が大きくなっているコウイカスッテを取り出した、「これを使って釣るの?」メグが手に取る、軽くて、針部分カンナがエギよりも広いのが特徴のコウイカスッテ、昨日作った胴突き仕掛けを仕掛け巻きから取り出し、こうやって付けるんだ と取り付けて渡した。

メグとケイちゃんには2個付けて一番下にオモリ。二人ともイワシカラーと金オレンジを付けた、二人の上下だけ入れ替えただけだ。

僕はレッドヘッドとオレンジのスッテとオモリ直結のエサ撒きテーラーに持ってきた鳥のささ身を乗せてステンレスワイヤーで巻き付けた、仕掛けだ。

竿は僕は4メートル メグとケイちゃんには3.6メートルの軽い磯竿を渡した。

「これを底まで落としてユラユラさせるだけだよ」、サカナと違ってぴくぴくするわけじゃない、「重くなったら釣れてるから」僕はそういうと、リールを巻き上げた。

一番下にくっついてる茶色い物体、コウイカだ。

「ばしゅぅ」水面にスミを吐く「ここで吐かせておかないとね」改めてリールを巻いて堤防に置こうとした瞬間「ばしゅぅ」スミが! 幸い地面が黒く染まっただけで済んだ。

「エサのほうが釣れるんじゃないのぉ」メグが言う、仕方が無いので二人の仕掛けのオモリ部分を同じテーラーにして鳥のささ身を巻いた。


竿は磯竿やサビキ竿 4メートルくらい。

4000番のリールにナイロン4号200メートル。

しかけは市販のコウイカ仕掛け。

または50センチ間隔でミツマタサルカンの先に15cmのエダス、その先にはスナップをつけておいてスッテ、一番下にテーラーを付けてオモリを付けるスナップサルカンをスプリットリングで取り付けてある。


イロイロ説明していると、ケイちゃんが「おもっ」じーじー巻いてるけど上がらない、僕はケイちゃんの後ろにまわりリールのドラグをちょっと締める、スルスルと巻けるようになったので一気に抜き上げる「ちょ、ちょまって」竿がはねた瞬間に合わせて コウイカは「ばしゅぅ」っと、スミが飛ぶ、「きゃーっっ」「ぐわーっ」スミが顔に直撃したケイちゃんと僕、素早く逃げたメグ。「ふふふっ」メグが笑う、「ケイだものやると思ったわ」タオルを差し出した、釣り用タオルだから洗ってあるのにちょっと魚臭い。スミをふき取った。乾く前に拭けば、まぁなんとかなる。

「んにゃー」おっかなびっくりケイちゃんがスミイカを取り外し、スカリに入れる、海の中に入れる蓋が閉まるビクといえばいいのかな。


 スミが付いた仕掛けは洗ってね、スミが付いたままだと釣れないから」ケイちゃんに言ってブラシでゴシゴシしてもらう、あとはメグかなと視線を向けた。

「んー きた?」メグが竿を曲げる、リールを巻くが同じくドラグが緩いのかジージー言って上がらない。

「ドラグ締めて~」僕はメグに声をかけた。

「やって!締めて!」メグが言い返す。

「できるでしょー」

「はやく!」

仕方なく僕はさっきケイちゃんにしてあげたように竿をしならせているメグの後ろからリールのドラグを締めた。

「ありがと」

2ハイ付いてるわけじゃないし普通サイズのコウイカ、メグはスミを吐かれないように慎重に抜き上げた僕はそれを見届けながら思うのだった 「おかしいな、さっきドラグ締めてたのに」


ケイちゃんがニヨニヨとこっちを見ていた。


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