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タングステンジグ

タングステン

こっちは鉛がお金だから釣りのオモリは必然的に重い金属で、この世界でありふれたタングステンになったみたい。

この星自身が重いのかもしれないけど、タングステンが豊富にあってしかも魔法で加工できるから硬さは問題ないそうだ。


僕はメグが発注したタングステンジグを釣りのオモリの鉛で買い取って、フリマで売りさばいてたりする。

それで稼いだお金でこっちの釣り具を買ってみんなで使ったり、船宿に卸したりしてるんだよね。

だから釣り道具のお金が今や自由。

とはいえあまりものを異世界とやり取りしていろんなパラドックスが起きたらやだからあからさまにはやってない。

ホントにダメならもういろいろ起きてるだろうからもう遅いかもしれないけどね。


でそのタングステンジグ。

以前 SLJスーパーライトジギングで使ったけど今回はメグが発注したジグでやってみようかなと思ってる。

同じ重さなら少し小さくなるから、大物狙いというよりは小さめだけど深場も攻めていける楽しみかな。


ちなみにメグは探知魔法は使えるけど金属加工ができる錬金魔法は使えないんだって、そういう業者があるらしいから頼んでるみたい。


で今回は、100円ショップで出回ってるジグをタングステンでコピーして作ってもらうことにした、実はちょうど今回新作を買い込んで持ち込んでたので、明日メグが起きたら相談しようと思う。

色は自由にすればいいけど光る塗料とかはこっちには無いみたいだから、蛍光塗料や夜光塗料は今度買ってこようかな。

あと普通の色付けならプラモ用のカラーやマニキュアなんかも使いやすいよ。

次回はマニキュアを持ち込んでみようか。


ケイちゃんがお風呂に行って メグは酔っぱらって寝てるから僕はそんな計画をメモ帳に書きながら次の釣りモノを計画していた。

ケイちゃんは釣った魚で美味しいお料理を作るのが楽しいって言ってたな、今まではメグが釣って来たり市場から仕入れた魚ばっかりだったみたいだから。

釣ってすぐに締めて新鮮さもわかってるから安心なんだろうな。


次回はSLJスーパーライトジギングといっても、もう少し重い7-80グラムのジグを使うことになりそうなので、新しい竿を買っちゃおうかなと画策していた。

ちょうど新しい異世界こっちで作ったタングステンジグを明日仕入れてあっちで売ればそのお金も貯まるしね。

釣り道具用通帳には新しいリールとジギングロッドを買っても大丈夫なくらい貯まったところだもんな。


そんなことを考えながら僕はいつのまにかテーブルの上で寝ちゃってた。

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