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『小説家になろう』をデータ分析してみた 2020年版  作者: 佐々木尽左


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総合評価の変動要因

分析してみました。ジャンル別かつポイント層別に分類するだけでなく、『小説家になろう』全体のデータや1年間単位のデータ、更に転生転移のデータという別側面からも見ることで、『小説家になろう』に投稿された小説がどのように分布しているかある程度おわかりになったかと思います。

 今回はAPIで提供されている他の項目を更に加えて『小説家になろう』を分析していきます。使用する項目は、総合得点(総合評価のこと。APIではこういう名称になってました)・ブックマーク数・評価点・評価者数です。




 最初に見ていただくのは、大ジャンルにおける2017年から2019年までの全データの比較結果です。この3年間で各数値はどのように変化したのでしょうか。


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


 上記の図は、総合得点、ブックマーク数、評価点、評価者数の棒グラフです。上段の棒グラフ内の全体とは、『小説家になろう』全体を指しています。下段がその割合パーセントです。

 上段の図では、ノンジャンル以外の大ジャンルで増加傾向でですね。一方、下段の図を見ますと、恋愛はすべての分野で増加傾向でですが、ファンタジーはブックマーク数で伸び悩んでいるようです。




 次は、大ジャンルにおける2017年から2019年までの全転生転移データの比較結果です。この3年間で各数値はどのように変化したのでしょうか。


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


 上記の図は、総合得点、ブックマーク数、評価点、評価者数の棒グラフです。上段の棒グラフ内の全体とは、『小説家になろう』全体を指しています。下段がその割合パーセントです。

 上段の図では、ノンジャンル以外の大ジャンルで増加傾向でですね。一方、下段の図を見ますと、恋愛とSFはすべての分野で増加傾向でですが、それ以外の大ジャンルはすべての分野で伸び悩んでいます。




 次は、大ジャンルにおける2017年から2019年までの年間データの比較結果です。この3年間で各数値はどのように変化したのでしょうか。


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


 上記の図は、総合得点、ブックマーク数、評価点、評価者数の棒グラフです。ノンジャンルがないのは、2017年以降に小説を投稿する場合は選択できないからです。上段の棒グラフ内の全体とは、『小説家になろう』全体を指しています。下段がその割合パーセントです。

 上段の図では、すべての分野で恋愛が2019年に大きく増加し、ファンタジーへ迫ろうとしています。一方、下段の図を見ますと、恋愛はすべての分野で増加傾向でですが、それ以外の大ジャンルはすべての分野で伸び悩んでいます。特に総合得点とブックマーク数でファンタジーは減少傾向であることも相まって、恋愛が2019年にファンタジーへ迫ろうとしています。




 次は、大ジャンルにおける2017年から2019年までの年間転生転移データの比較結果です。この3年間で各数値はどのように変化したのでしょうか。


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


 上記の図は、総合得点、ブックマーク数、評価点、評価者数の棒グラフです。ノンジャンルがないのは、2017年以降に小説を投稿する場合は選択できないからです。上段の棒グラフ内の全体とは、『小説家になろう』全体を指しています。下段がその割合パーセントです。

 上段の図では、すべての分野で恋愛が2019年に大きく増加し、ファンタジーへ迫ろうとしています。そのファンタジーは2018年にブックマーク数が一旦大きく落ち込みましたが、2019年にいくらか持ち直したので、まだ首位を維持しています。一方、下段の図を見ますと、恋愛はすべての分野で増加傾向でですが、それ以外の大ジャンルはすべての分野で伸び悩んでいます。特にファンタジーはすべての分野で減少傾向であることも相まって、恋愛が2019年にファンタジーへ迫ろうとしています。




 次はジャンルを見てもらいたいと思います。大ジャンルでは一部意外なことが起きましたが、ジャンルではどのようになっているでしょうか。


 最初に見ていただくのは、ジャンルにおける2017年から2019年までの全データの比較結果です。この3年間で各数値はどのように変化したのでしょうか。


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


 上記の図は、総合得点、ブックマーク数、評価点、評価者数の棒グラフです。上段2つの棒グラフ内の全体とは、『小説家になろう』全体を指しています。下段2つがその割合パーセントです。

 上段2つの図では、どのジャンルも増加傾向にありますが、特に異世界とハイファンタジーが大きく伸びています。一方、下段2つの図を見ますと、異世界と現実世界以外のジャンルは伸び悩んでいることがわかります。上段2つの図であれだけ増加していたハイファンタジーも振るわない様子なのは意外ですね。




 次は、ジャンルにおける2017年から2019年までの全転生転移データの比較結果です。この3年間で各数値はどのように変化したのでしょうか。


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


 上記の図は、総合得点、ブックマーク数、評価点、評価者数の棒グラフです。上段2つの棒グラフ内の全体とは、『小説家になろう』全体を指しています。下段2つがその割合パーセントです。

 上段2つの図では、どのジャンルも増加傾向にありますが、特に異世界とハイファンタジーが大きく伸びています。一方、下段2つの図を見ますと、異世界以外のジャンルは伸び悩んでいることがわかります。上段2つの図であれだけ増加していたハイファンタジーも振るわない様子です。状況としては全データと同じですね。




 次は、ジャンルにおける2017年から2019年までの年間転生転移データの比較結果です。この3年間で各数値はどのように変化したのでしょうか。


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


 上記の図は、総合得点、ブックマーク数、評価点、評価者数の棒グラフです。上段2つの棒グラフ内の全体とは、『小説家になろう』全体を指しています。下段2つがその割合パーセントです。

 上段2つの図では、すべての分野で異世界が2019年に急増してハイファンタジーへ迫ろうとしています。そのハイファンタジーはブックマーク数が伸び悩んでいます。また、現実世界も急増してローファンタジーを引き離しつつあります。他には、パニックがすべての分野で2018年に急減していますが、対照的に宇宙は大きな増加傾向にあります。

 一方、下段2つの図を見ますと、異世界、現実世界、ローファンタジーは2019年に増加しているのに対し、ハイファンタジーのみ総合得点とブックマーク数で減少傾向、評価点と評価者数で横ばいと苦戦しています。他には、根強い人気があるはずの歴史がすべての分野で減少傾向にあるのが気になる他、VRゲームが2019年になってすべての分野で急落しています。




 次は、ジャンルにおける2017年から2019年までの年間転生転移データの比較結果です。この3年間で各数値はどのように変化したのでしょうか。


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


 上記の図は、総合得点、ブックマーク数、評価点、評価者数の棒グラフです。上段2つの棒グラフ内の全体とは、『小説家になろう』全体を指しています。下段2つがその割合パーセントです。

 上段2つの図では、すべての分野で異世界が2019年に急増してハイファンタジーへ迫ろうとしています。そのハイファンタジーは評価点と評価者数で急増しているものの、ブックマーク数が伸び悩んでいます。他には、歴史とパニックが毎年半減する程の急落をしている他、VRゲームが2018年に急落しています。一方、推理と空想科学が2019年に急増、宇宙が2018年に激増しています。

 一方、下段2つの図を見ますと、異世界はすべての分野で2019年に急増しているのに対し、ハイファンタジーはすべての分野で減少傾向にあります。他には、割と流行っていると思っていた歴史がすべての分野で減少傾向にある他、VRゲームが2018年になってすべての分野で半減しています。




 総合得点、ブックマーク数、評価点、評価者数を大ジャンルとジャンルごとに比較してみました。異世界が思った以上に伸びていますね。一方、ハイファンタジーは1年単位のデータで見ると、特にブックマーク数の伸びに問題を抱えているようです。この問題が解決しない限り、異世界がハイファンタジーと肩を並べる日も近いでしょう。他にも、宇宙が盛り上がってきていたり、年間転生転移データで歴史やVRゲームが凋落していたりなど、今後どうなるか注目です。


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