プロローグ
俺の名前は、山空 成
星街高校に通う2年生だ。
友達はおらず、もちろん彼女だっていないさえない男子高校生なのだ。
好きな事は、普通の毎日を、普通に過ごすこと。
高校が終わったら、普通の会社につき、普通に結婚。退職後は、趣味でもみつけながら
のびのびと過ごしたいと思っていた。
あんな事が、おこるまでは・・・
あの日はそう、学校の帰り道だった。
空も晴れてて気持ちがよかったんだよな。俺は
「うーーーーん」
と、大きくのびをして、家まで帰ろうとしていた・・・・・その時!
空に飛び立とうとしたカラスが、空中で静止したように動かなくなった。
「なんだ!あれ」
俺は、そのカラスをじっと見つめる。
「チリン、チリン」
俺を追い越したはずの自転車がゆっくりと動きが鈍くなるように見えた。
ついに、完全に動きは止まっている。
周りを見渡すと、街全体の人や動物、機械までもが、完全に停止している世界に、
なってしまった。
「おい!誰か!俺以外で、動ける人はいませんか!?」
必死で叫んだが、止まっている人たちからの返事はなかった。
(いったい、何が起こってるんだよ!!!)
俺が、頭をくしゃくしゃとかいた瞬間・・・・
突然、俺の足元に大きな魔法陣のようなものが出現し、俺は、それの中に、引きずり込まれてしまったのだ。
次回、山空 成は、どこに行ってしまったのか。