表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

アイドウラン

作者:

「獣臭い」ここは辰野町(たつの)。まだ月も輝く朝、ブロンドの髪をたなびかせ、少女はひとりでにつぶやいた。


ジリッ!ジリッ!ジリリッ!

部屋中に鳴り響く聞き慣れた音。目覚しと共に目を開いた彼の心情は憂鬱、その一言に尽きるだろう。

現在は2039年、UMAと恐れられた未確認生物の相次いでの捕獲、100年前に発明されたAIと3Dプリンターの技術を応用した命を持った古代生物の復元…たった十年で複数の謎が次々に解明されていった…

「なんてな、あーあ、急に恐竜とか現れねぇかなぁ。なあおにぎりー。」「ミャアーオ」「……」彼は諏訪崎達也(すわさきたつや)。幼い頃に交通事故で両親を亡くしたせいか少し、いやかなりの妄想癖がある。達也が呼んでいたおにぎりというのは猫の名前。兄妹もなく、一人暮らしの寂しさを埋めるような形でペットを飼っている。白い毛のかわいらしい猫だ。

「あ~目が覚める~」洗顔を終え、すっきりとした様子でリビングへ向かう。それに答えるようにおにぎりはにゃあと鳴いた。「巨大鳥です!!!」「うぇ!?」一瞬何が起こったか分からなかった達也だが瞬時に理解した。どうやらおにぎりがテレビのリモコンを踏んだようだ。巨大な鳥が多くの住民に目撃されるというニュース。「そんな騒ぎになるほどのでけぇ鳥かぁ、あってみてぇなぁ、いるとは思えないけど。」好奇心があるともないともとれる言葉でテレビにつっこむ。達也はテレビに映っていた時刻を見つめ「もうこんな時間かぁ。」そう言い残すと、達也はおにぎりに学校へ行ってくると告げ家を出た。「クカァアア!」「…?変なカラスもいるもんだな。」



「久しぶりぃいいい!たつやぁ!」「朝からうるせぇヘボ琥介」「ひどくない!?」「おはよう達也。」「おはよう玄斗」「夏休み遊んだ以来だね、」

黒嶋琥介(くろしまこすけ)磯亀玄斗(いそがめくろと)。達也の数少ない親友。両親のいない達也にとって、彼らはおにぎり同様心のよりどころでもあった。「今日から2学期かぁ~。一年生ももう後半ですなぁ。」「琥介って高校生って感じしないよね、バカだし。」玄斗が毒を吐く。するとすかさず「なにそれ!どうゆうこと!?」と琥介はつっこむ。他愛のない会話を交わしながら3人は高校へ向かう。

辰野高校。1年C組の教室へ入ると「おそいんじゃないのあんたら!」と教室へ入った3人に対し怒鳴る声が聞こえてきた。

「始業式なんだよ!?」「いいじゃんかよ、間に合ったんだから。」達也はだるそうに答える。「はぁ!?」「ま、まあまあ真ちゃん、間に合ったんだからいいでしょ?ね?」 「そうだけど…」優しい口調で話すのは雀部朱音(ささべあかね)。達也達に怒鳴っていたのは犬飼真(いぬかいまこと)。中学から一緒ということで二人とは仲がよい。「遅れるぞ。」後ろから大きな気配がする。達也の幼馴染、馬場臨乃(ばばりんの)だ。「りん!相変わらずでけぇなぁー」と達也が言うと「夏休みでさらにおっきくなったりして?」と琥介が冗談混じりに言う。「ほんとに伸びてたら2メートル越してしまうな。」と臨乃が苦笑いをする。「さ、いこいこ!始業式遅れちゃうよ!」「そ、そうだな雀部」

始業式を終え教室へ向かうと担任の岡崎が「転入生紹介すっぞー」と声高らかに言った。転入生という単語を聞いてその顔を喜色に染め上げた琥介は「女ですか!!?」と岡崎に質問をする。「そうだよ…」「今日転入生来るらしいよ的な噂も無いって珍しいねぇ。」「ふっふっそんなことはいいのだよ磯亀君。」「うるさいぞー黒嶋ー。さあはいれー転入生ー。」岡崎がドアに向かい呼び掛けるとガラガラと扉を開ける音がする。ブロンドの髪だった。彼女の美しい容姿に教室中の視線が転入生へと集まる。「梅宮花だ。よろしく。」清楚な見た目とは裏腹の力強い声に皆が強いギャップを感じた。「よろしく花ちゃーん!」琥介が歓迎の言葉を放つと教室中が歓迎ムードになった。「じゃあ諏訪崎の右隣空いてるからそこなー。」「漫画でよくあるやつだ。」「よくあるやつだね」と達也と玄斗が口々に言う。達也は花に顔をむけ「よろしくな、梅宮。」というと「あぁよろしく。」と花も笑顔で答えた。この時、達也は花の不思議な魅力にとりつかれるような感覚を覚えていた。


「明日から夏休みの課題提出ラッシュだからなー、しっかり出せよー。以上、解散!」二学期最初の出校を終え、生徒達は帰りの身支度をする。「久しぶりに集まったわけだし、ご飯行かね?」琥介が達也達を食事に誘う。玄斗がいいねと答える。そのやりとりを聞いていた朱音が「私達も一緒していい?」と訪ねた。「せっかくだから花ちゃんも行こうよー。」転入したばかりの花を誘う朱音を見て達也はやるなぁという面持ちだった。「んじゃあ花ちゃんも行くとしてぇ、どこ行きますぅ?」琥介が皆に問いかけ「じゃあザイゼリアで」と玄斗が答えた。まあ定番だよなと達也は内心で考えたが口にはしなかった。

7名様でお待ちの黒嶋様~7名様でお待ちの黒嶋様~。名簿を書くと達也達はすぐに席に案内された。席につくと花が怪訝な顔をしていた、それに気づいた達也は「どうかしたか?」と声をかけると「な、なれていなくてな、こういうのに。」「珍しいもんだな。」「そ、そうだろうか。」達也はどこかの姫とかお偉いさんとか御曹司とかなんかかな、などと想像を広げていると「ピザなんかおすすめだよぉ~」と琥介が横から花に声をかける。「そうか、じゃあそれにしよう。」

注文をとると5分程で食事が到着し、達也は食べながら会話を続ける。「花ちゃんのその髪の毛って地毛なの?ここ入る時なにも言われなかったの?」琥介は問いかけ、「あぁ。元から色素が薄いからな。」と花は答えた。「確かに色白だもんねぇー。」「あたしなんかめっちゃ焼けてるのに。」「犬飼はめっちゃ部活マンだもんなぁ。焼き肉じゃん。」うっせぇ。と真は琥介にひじ打ち。「花ちゃんってハーフなのぉ?どこからきたの?」朱音がそう言った時、遠くからガゴーン!!というなにかが激しくぶつかる音がした。「な、なんだよこの音!」すると今度はさっきよりも大きい音でドゴーン!!と鳴り響く。「なんだよ!さっきより近づいてきてねぇか!?」店内は騒然とした様子で、気が動転している者も多く混乱した状態。皆が驚く表情の中、ひとり冷静な彼女の姿に気付き「なんでそんな冷静なんだよ!お前なにか知ってるのかよ!?」と達也が声を荒げた時、ドスン!という巨大ななにかが落ちるような音が天井から聞こえ、店は激しく揺れた。「まずい。逃げろ!速く逃げるんだ!」花が声を大にした時、達也達のいる店がドガララァ!!と激しい音とともに倒壊し、建物が原形をとどめない程に崩壊していく。土煙が舞い上がる瓦礫の中から一人の少女、梅宮花が立ち上がる。「皆気絶してしまったようだな。死者は…どうやらいなさそうだ。」花の言葉通り傷を負ったものは多いが死んだ者はいないようで不幸中の幸いと言った所。そんな中、また一人立ち上がる者が居た。「お前…諏訪崎…!無事だったのか!?」「あ、あぁ。それよ…」「クカァァアア!!!!」達也は花の背後に在った一軒家ほどはあるであろう巨大な気配に気づいた。「この声…今朝の!!?それにニュースになってたのこいつか!?」「しっているのか!?」「あ!?知らねぇよ!なんだよこの化け物!」鋭い眼光にとさかのように逆立った黄金(こがね)色の毛、優に3メートルは越えるであろう大きく、長い羽をもつ怪鳥。こんなでたらめな生物が普通に存在するはずもなく、達也のいう通り文字通り化け物と呼ぶのにふさわしいだろう。「こいつは幻獣だ。」冷や汗をかきながら花が口を開く。「はぁ!?んだよそれ!」突然突きつけられる非現実的な現実に当然ながら驚愕した様子の達也が声を荒らげる。「なんでゲンジュウとかいうやつが急に現れんだよ!今までなんともなかったんだぞ!青天の霹靂(へきれき)なんてもんじゃねぇよ!」「わからん…。だが、何かに飢えてる…というより何かを欲してるように見えなくもない…。」「欲してる!?俺たちを食べに来たとかじゃねぇのか!?」「本来、幻獣の食物連鎖は同じ幻獣内でしか起きないはずなんだ…。もともと私は突然人里に現れたインド神話の怪鳥、ジャターユの名を冠するこいつを調査しにきたんだ。」花が辰野町に来たいきさつを説明していると、今まで達也達を警戒心を解くこと無くじっと見つめていた怪鳥ジャターユが、その巨躯に似合う大きな羽根をバサァア!と激しい風切り音をたてながら広げた。翔ぶわけでもなく地に足を着けた状態で羽根を広げたジャターユは目の前にいる達也達を吹き飛ばす勢いで大きく一回羽ばたき、自らの羽根をもって大きな風を巻き起こした。やべぇ、死んだ…。と達也は目を閉ざし内心で感じたであろう。だが、何事もない。達也が閉ざした目を開けると、そこには銀色の、光沢のある翼をもったなにかが花の前に存在していた。どうやらこのなにかがジャターユの起こした風を防ぎきったのであろう。達也はそれを見るやいなやそのなにかが自分の知っている生物と合致したようで「恐竜!?」と驚き言葉を漏らす。「恐竜ではない!翼竜だ!」と花は細かい指摘。「どっちでもいいだろ!パンケーキかホットケーキかくらいの違いだろ!?」「ばか!コーラかソーダくらいの違いはある!」「っておいやべぇ!あいつがこっちにきてるぞ!」ジャターユが明らかな殺意をもって達也達に突撃しようと翔ぶ。「こいつに乗れ!」花のその声に合わせて達也は銀色の翼竜の背中に飛び乗った。達也と花を乗せた翼竜はジャターユの突撃を避けるように空高く駆けた。「生き物…って感じじゃねぇな。ロボットかなんかか?」達也は戸惑いながらも花に問いかけた。「察しがいいな。こいつは機械生命体…人工知能ってとこだ。モデルはプテラノドンだ。ピャッピーという。」「人工知能…?すげぇ技術だな…。ていうかピャッピーって言うのか…。」「生身の人間ではあんな生物に太刀打ちできる術はもないからな…。」「このままあいつと戦うのか…?」「あぁ…屈服させ、捕獲する!」巨大な怪物を見ても冷静でいて強気な花。普通の人間がピャッピーの上にいても危険と言い、花は達也をピャッピーから降ろした。だがその一連の動きはジャターユにとっては隙だらけの行動。その隙をつくよう、ジャターユが達也と花目掛けて突っ込んでくる。ここで避けたら達也が攻撃をうけてしまう、花はそう考えピャッピーを盾にジャターユの攻撃を一身に受けた。ピャッピーは鋼鉄の体を持っていてジャターユの突撃に耐えうることができたが、花は生身の人間。その衝撃に耐えれず後方へと吹き飛び、倒壊した建物に体を強く打ち付けた「梅宮!!」達也が花の身を案ずる。花は頭部から血を流している、とても無事とは言い難い。花を心配する間もなく達也に危険が迫る。ジャターユがが片翼を広げ大きく弧を描き達也に攻撃をしかける。すると、ピャッピーではない別の生き物が怒涛の速さで駆け抜けてくる。その生き物は軽快に飛びジャターユに蹴りを入れジャターユの巨躯を吹き飛ばした。「なんだよ今度は!?」達也の前には白い虎のような生き物が立っている。「この匂い…おにぎりか!おにぎりなのか!?」「グルルゥ…」「俺を助けに来たのか!」「ガルゥア!」白い虎の正体は達也のペット、おにぎりだった。「お前ペットを飼っていたのか…。」花が体をふらつかせながら近づいてきた。 「お前大丈夫なのかよ!」「なんとかな…。それよりこいつは… 」「虎みてぇな姿してるけど確かにおにぎりだ!俺にはわかる!」「こいつは紛れもない幻獣だ。幻獣の中には姿を交え人の生活に紛れ込むやつもいる。ジャターユは幻獣の匂いが染み付いたお前を狙ったのだろう。」「そうなのか。それじゃあこのたくましい姿が…」「あぁこの姿が本来の姿だ。おそらく白虎とよばれる幻獣だろう。」「白虎…お前そんなすげぇやつだったのか…。」と達也はおにぎりの頭をふさふさと撫でた。「クカァァアア!!!」おにぎりに蹴り飛ばされたジャターユが怒りの感情を放出するよう(いなな)いた。「あいつ!まだぴんぴんしてやがる!」「グルルゥ…」おにぎりが達也達の前に立ち、警戒した様子でジャターユを睨み付ける。おにぎりはジャターユのもとまで走り右前足でジャターユの体を殴り付けると矢継ぎ早にジャターユに攻撃を続けた。「つえぇ、こんな強かったのかお前。」10発ほど殴り付けたおにぎりは達也のもとへと走っていく。「すげぇぞおにぎり!」達也はおにぎりを大声で褒めたそのとき、倒れていたジャターユが空高く飛び上がる。ジャターユは空中で数回大きく羽ばたき、自身の羽毛を弾丸のごとく地面へと打ち込んだ。おにぎりは打ち込まれた羽毛をすべて打ち落とした…ように思えたが、1発の羽毛が左後ろ足の太腿に深く刺さっていた。「おにぎりぃ!」歩くために必要な脚に深手を負ったおにぎりはその場にうずくまって弱った様子。ただの人間でしかない達也も脚を失った四足獣が歩くこともままならないのは十二分に理解できる事実。おにぎりは脚に深手、花は満身創痍。自らのいる空を仰ぐ巨大な怪鳥を見つめ、達也の顔は一瞬にして絶望一色に染まり上がった。「終わった…。」その目は失意に沈み、死を覚悟したようなものだった。「諦めるな!」花の啖呵を切った声に達也は驚いた。「お前は幻獣とともに長きを過ごしたんだろ!」「それがどうしたって言うんだよ!」「お前は幻獣の加護をうけているはずだ!」「加護!?」達也は倒壊した瓦礫を見てふと思った。「加護って…俺の中で力が流れてるとかそういうあれか!?」「そういうことだ!だからお前は建物が倒壊しても平気でいられたんだ!」 「でもだからってどうすればいいんだよ!あんな化け物!」 「それは…そうだ!ピャッピーだ!ピャッピーを使え!」「ピャッピー!?そうかピャッピーはまだ無事なのか!」どうせ死ぬのなら全力で、幻獣の加護という言葉を聞いた達也の目は少し生気が戻ったよう。達也はピャッピーのとこまで走り背中に乗った。「どうやって飛ぶんだよこれ…。」「飛べと命令するんだ!」「そうか!飛べピャッピー!」ピャッピーは達也の声に合わせて跳ぶ。「こいつの上に乗って逃げる分には安全かもしれねぇがどうやって倒せばいいんだよ。」すると、飛んでいるピャッピーに威嚇射撃をするように再びジャターユが羽毛を打ち込んだ。「やべぇ!また射ってきやがった!よけろよピ

ャッピー!」よけろの合図でピャッピーは華麗にかわしていく。「あぶねぇ!が、上出来だ!」「飛べ!」花が空にいる達也にむけて叫んだ「やつは次も羽根を打ち込んでくるだろう!その前にピャッピーを踏み台にお前が飛ぶんだ!」「飛んでどうするんだよ!」「パンチだ!白虎の加護を受けているお前には相当な力があるはずだ!」「くっ、やるしかねぇのか…。」ジャターユが攻撃体制を整えた時、達也はピャッピーを踏み台にジャターユの

頭の上まで飛んだ。「うおおお!!」達也は拳を固め、その拳を全力でジャターユの頭に振りかざした。達也の拳1発のみではジャターユは倒れなかっただろう、だが空から地面へと落下したダメージとおにぎりの攻撃が蓄積していたのだろう。ジャターユはまぶたを閉じ、再び起き上がることは無かった。

「こいつどうするんだ?まだ生きてるんだろ?」達也は花に問いた。「こいつはなかなか凶暴なのでなうちで飼うことになるだろう。」と答えた。 「飼い慣らすって…すげぇな…。」「いろんな幻獣がいる、いつか来てみるといい。」「お、おぅ。おっかねぇけど。」



達也の前に怪鳥が現れてから一週間が経った。花は「高校生を満喫する。」と言って何事もなかったかのように転入生として学校に馴染んでいる。「っかぁああ。今週はいろいろあったけど、今日は2学期初の土曜日ゆっくりできるなぁー。なぁおにぎり。」おにぎりは達也の言葉に答えるようにゃあと鳴いた。達也はソファに腰掛けテレビの電源をつける。「先日話題になった巨大な鳥ですが、証拠となる映像は無く集団幻覚として片付けられる模様です。」ジャターユに破壊された建物も翌日にはきれいに復元されていた。花の組織がなんかしらのアフターケアを行ったのであろう。「うわ、お前の朝ご飯ねぇじゃん。買いにいくかぁ。」達也はおにぎりのためにキャットフードを買うため家をでる。すると少し離れたところからか「ドガァアアア!!」という猛獣のような鳴き声が聞こえてきた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ