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私という人のお話  作者: Luna
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普通とは何?~幼少期~

はじめまして、Lunaと申します。

25歳の時にパニック障害、うつ状態と診断され、その後、検査したところ、高機能自閉症スペクトラム障がいが発覚。

人生をいろいろ考えなおし、日々、普通の人とは? 幸せとは? いろんな事への疑問を考えつつ、普通に見える生活をしながら、毎日葛藤している私についてノンフィクションとフィクションの世界を織り交ぜてここへ紹介させていただきます。


1986年のある日、新婚夫婦の元へ第一子として‘私‘Lunaは生まれました。

滅多にない事だそうですが、所々、当時の記憶があります。


発達障がいのある人は一部、特技や特徴があることは知られていますが、私の場合、一部の記憶がかなりはっきりとしている事。 嫌なことがあっても忘れたくても忘れられない。


具体的に言うと、頭の中に記憶を整理整頓ができず、ゴミ箱がなくてそこらじゅうに記憶というものがちらかっている状態だと精神科の先生には言われています。


その日、あたたかく心地の良いずっといたい場所から急に追い出されました。

暗くて狭い所を痛みを伴いながら、息は苦しいし、ぼーっとする。

頭は何かにひっぱられて、急に明るい世界へと出されました。


明るい世界はいっぱいの音、匂い、光にびっくりしながらも少しづつ慣れていきました。

自分の知りたい世界がいっぱいあって、頭や手足一生懸命動かしても届かない。 

自分の気持ちがわからなくて、コントロールもできないし、よく泣いていました。


母も父も夜泣きする私を連れて夜のドライブをよくしたといいます。


段々、頭も手足も動かせるようになり、いろんなものを見つけてどんなものか考えて、両親や祖父母に教えてもらったり、絵本を読み聞かせてもらったり、普通の幼児をして幼少期を過ごしました。


父親のほうの祖父母は初孫ということもあり、欲しいものがあるとすぐ買ってもらえたり、週末は少しおしゃれな場所へお出かけをしたり、もしかしたら普通の幼児よりも幸せで充実した幼少期だったかもしれません。


ただ、慣れない事や普段と違う事、気持ちがわからなくなったり、どう伝えたらいいかはよく大泣きしてしまい、泣き虫でした。

幼児検診では毎回のようにほかの子と同じ事ができず、何度もやり直し。

何度かやっていると何をすれば正解なのか覚えてしまい、クリアをした為、検査などは当時受けていませんでした。


自分の血縁者だけの世界というのは、子供という立場、他と比較されることのないこの頃は私にとっていい日々でした。

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