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女の子の視点11

ツインソウルは、もう一人の自分のような相手。


考えている事が同じだったり、言わなくてもわかったりする。


ツインソウルは、究極の愛の学び。


結ばれると本当に幸せ。


でも、離婚する人も居る。


課題が終われば離れて行く。


それがツインソウル。


今日は、これから、美貴ちゃんと明希ちゃんと三人でお食事なの。


場所は…


え?ここ?


ここは、父の会社のビル…


誰にも会わないと良いけど…


中に会社の人が居る…


テラスで良かったわ。


【洸貴の会社】


「おい、待ってるよ。女の人」


「???」


「久しぶりね、洸貴」


「麗華」


「久しぶりに会ったんだから、食事ぐらいご一緒できるわよね?」


「美貴が作ってくれてるからな…」


「また妹?!変わってないのね」


「なんなら、俺と行く?」


「良いわよ。3人でも」


【レストラン】


結局3人でフレンチレストランに来ている。


「92年のシャトーマルゴーの赤にするわ」


「俺、ワインはわかんないけどさ…うわっ、高っ」


「何ですって?このくらいのワインご馳走しなさいよ。経済力の無い男はダメよ」


「ねえ、洸貴。私とやり直さない?」


「え?マジ?寄りを戻す気か?」


「貴方は、黙ってて」


「あれから、色々な人と付き合ったけど、洸貴が一番良かったのよ」


「良かったって、H?」


「この人下品ね」


「そんな言い方良くないぞ。ごめん拓真。まあ、お前もストレート過ぎだけどな」


【街】


「洸貴、送ってくれる?」


「悪いけど、それは出来ないよ」


「どうしてよ?良いじゃない」


「もう、そんな関係じゃないだろ」


「もう一度やり直したいのよ」


「洸貴彼女居るもんな」


「へー、彼女ね…この人自分からは行かないから、女の子の方から強引に行かないとダメなのよ」


「そういうタイプじゃなさそうだぞ。まあ、俺は一回会っただけだから、良くわかんないけどさ」


「どんなタイプよ」


「ちょっと品の良い、おっとりした感じかな。昔からそういうタイプが好きだったもんな」


「あ、車来た」


「ちょっと、何で1人で帰すのよ」


「運転手さん。行ってください」


「なかなかの美人だけどな、性格キツイな麗華さん。ありゃ、お前とは合わないよ」


(彼女酔ってたな…


洸貴の好みとは正反対のタイプだ。


なのに、何故かああいう女に好かれる事が多いんだよな。


同情するぜ)


【神緒家の和室】


「お帰りなさい」


「ただいま。まだ起きてたのか?」


「ゆりちゃんと一緒に瞑想してたのよ」


「お帰りなさい。お邪魔してます」


「ああ!お兄ちゃん…」


「どうした?」


「女の人の匂い」


「え?何でだ?」


「クンクン…どこ行ってたの?まさか、キャバクラとか?」


「まさか…会社に麗華が来たんだ」


「えっ?!麗華さん?」


麗華さんて?


でも…どうしてその人の匂いが?


「こんな事言ったら悪いけど、私あの人苦手だわ」


「まあ、僕も苦手なタイプだけど…」


「で、どうして麗華さんの匂いがするのよ」


「拓真も一緒だったんだ」


「麗華さんの事、ゆりちゃんに話して良いのね」


「昔の話しだし、別に良いよ。僕はお風呂に入って寝る。二人とも早く寝ろよ」


「うーん、何から話そう…?」


「麗華さんは、お兄ちゃんがパリに留学してた時、良く行っていたカフェで働いてたの。それで彼女の方から声をかけて来て親しくなったんだって」


「親しく…ね」


「彼女は、自分のペースで強引にグイグイ引っ張るタイプで、嫌と言えないお兄ちゃんは、気がついたら半同棲のようになっていたのよ」


半同棲?


一緒に…暮らしていたの?


「本当に、優柔不断なんだから」


「パリから帰国すると、麗華さんも追うように帰国して、日本に帰ってからも、しばらく付き合っていたんだけど、お兄ちゃんが逃げ出したのよ。性格合わないもんね」


ダメ…


どうしても、涙が…溢れて来るの。


「泣いて良いのよ…ツインソウルなんだから…心が凄く痛いでしょう?それでも知りたいのよね。それがツインソウルよ」



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