女の子の視点1
双子の魂ツインソウル。
ツインソウルは、1人に12人存在して1割以下が同性である。
ツインソウルは、同じソウルグループの中では、縁の深い魂である。
ツインソウルは、巡り会う事がとても難しく、魂の学びが進んでいなければ、巡り会わないか、会ってもわからない。
ツインソウルは、同じ時に転生しているとは限らないので、今生に相手が居ない人も沢山居る。
ツインソウルは、巡り会った瞬間から惹かれ合う。
ツインソウルは、恋愛関係になりたがる。
ツインソウルは…
【公園】
その日私は、いつものように、子供達と公園にお散歩に来ていたの。
そこは、大きな池が有って、お店も有るけど、オシャレな屋台の車なんかも来ていているの。
お昼時は、近くの会社の人達がランチをしているのを良く見かけるわ。
私は、子供達とボール遊びをしていたの。
そして、子供が蹴ったボールが屋台の車の方に転がって行ってしまって…
「ごめんなさい」
男の人の足元に有るボールを拾って、ふと見ると、彼の左肩に天使様が…
「大天使ミカエル。貴方の守護天使なのかしら?私の守護天使もミカエル様なんです。守護天使同士の相性って有るんですよ。二人の相性は良いみたい」
「あ、ごめんなさい。初めて会った人にいきなりこんな事言って…普通の人ならビックリしますよね」
「いえ、確かに僕の守護天使ミカエルさんです」
「フフフ、ミカエルさん?貴方にも天使が見えるんですか?」
「いやぁ、妹にそう言われて…」
「妹さんに?そうですか。貴方のミカエルさんは、赤で、私のミカエルさんは、ブルーです。」
「美咲先生ー」
「はい。あっ、戻らないと。」
「彼氏?」
「えっ?!違います!」
「デートに誘われた?」
「ちょっとイケメンだったね」
「先生、彼氏居たの?」
「だから違うって言ってるのに」
私の名前は、美咲ゆり。
22才、保育士です。
私は、シスターになるつもりでした。
だから、男の人と親しくした事が無くて…
初めて会った人に、あんな風にお喋りするなんて、自分でもびっくりしています。
フランスの修道院に居たんですけど、父に無理矢理連れ戻されて…
父の言う相手と結婚するように言われているんです。
でも…
まだ恋も知らないのに…
ちゃんと恋をして結婚したい…