プロローグ
小説投稿初心者です。生暖かい目で見守ってください。お願いします。
作者は豆腐メンタルです。ここ重要です。
俺の名前は東郷涼斗。26歳。職業、神主兼大学教員助手。実家の跡を継ぐため皇学館大学を出たあと大学院に入り大学院卒業後民俗学教授の助手兼非常勤講師として就職した。
家の奉る神様は昔、南北朝の小競り合いで命を落とした豪族を奉っている。俺の一族はその豪族に仕えていた家臣の子孫だ。そのせいか俺の家は武術の流派が幾つか伝わっている。
剣術、刀術、槍術、弓術、馬術等の 実践的 な東郷流十八武芸戦術。
無手を中心とした格闘術や体術等のこれまた超 実践的 な東郷流闘術。
そしてサバイバル技術や諜報術等を中心とした超
実践的 な東郷流忍術。
この三つはお家芸として極めること。
・・・家の一族は何がしたいんだ?
ちなみに親父は定期的に修行を兼ねて俺達に山籠りをさせている。
鉈がひとふりあれば熊も狩れる。
・・・親父は何がしたいんだ?何の修行なんだか。
そして俺は個人で居合い、操体術、後は親父の伝で葉隠流と甲賀流の忍術を修めている。
・・・俺も人のこと言えないか。
あっ、でも兄貴の亮一はこれプラス自衛隊で鍛えてるぞ。レンジャー部隊で。
相対的には普通だよな?
・・・違うか。
・・・まあその事は置いといて。えっと何だったかな?そうそう、とにかく今俺は神主兼非常勤講師兼助手をやっている。
跡は亮一兄さんが継ぐんだが今陸自にいるから俺が神社を手伝っている。
いや・・・手伝っていた。
訳がわからないこと言うが許して欲しい。
俺にも訳がわからないからな。
その日は宝物殿の掃除をしていた。父祖伝来の武具の手入れをし、最後に大太刀を手に取った時に起こった。
その大太刀はさりげなく大鎧の後ろにあった。
二十年ここに出入りしていたが初めて見るものだった。
鞘から刀身を抜いてみる。
ため息が出るくらい素晴らしい業物だった。
大太刀に見惚れていた時、カタリと物音がした瞬間、
俺の体から刃が生えた。
振り向こうとしたが体の奥から熱いモノがこみ上げ、
そのまま吐血した。
俺から刃が引き抜かれてよろめきながら振り返ると、太刀や槍を構えた五体の大鎧の姿があった。
槍を持った一体目の大鎧が俺の足を払う。
払われる前に槍を踏みつけ俺に斬りかかってきた二体目の大鎧の太刀を手にした大太刀で受け流す。
素早く手首をかえして大鎧に斬りかかる。が。
俺は咳き込み血を吐く。くそマズイ。
大鎧達はこの隙を見逃さなかった。
一体目の大鎧が踏まれ槍を素早く引き戻す。俺はバランスを崩しながら牽制のため大太刀を振るう。
振るわれた大太刀は二体目の大鎧の太刀を弾き飛ばすが三体目の大鎧に肉薄され。
大太刀を握った右手を切り飛ばされた。
切り飛ばされた右手が飛んでく先で四体目の大鎧が矢を放ち、五体目の大鎧が槍で突きかかってきた。
矢は俺の左肩に当たり、槍は俺の腹に深々と刺さった。
そして最初の一体目が改めて俺に槍を繰り出す。
槍は狙い違わず俺の喉に突き刺さり俺は膝をつく。
・・・多勢に無勢だなぁ。しかし東郷流派は多対一の状態で力を発揮するからな。・・・奇襲でヤられたのが痛かったな。文字どうりに。
でも親父や師匠達に言わせれば油断した俺が悪いって言うだろうし、でもこんな状況で襲われるとかあり得ないだろ?まぁ現実襲われたんだけどね?
大鎧達は俺の両肩を掴み首を前にだし首筋をさらけ出させる。
首を切るらしい。
二体目の大鎧が太刀を構える。
・・・なにもせんでも死にそうなんだがな。出血多量で。
そういえば走馬灯見ないな?この世にやり残した奴が見るみたいに言うけど。
ぼんやりと考えてると入り
口の扉が破壊された。
破壊された入り口から大きな犬?が乱入してくるのと俺が首をはねられるのが同時だった。
ポォンと首だけで宙を跳びながら犬?が大鎧達に襲いかかっていくのを見た。
・・・何か鎧から出てる。ふさふさ?さんかく?いたい!いぬがくる。おれをなめてる。くらい。まっくら。
しにたくない。
こうして俺の人生は幕を閉じた。 ・・・ハズなんだがねぇ?
・・・ここ何処よ?
初投稿作品をここまで読んでいただきありがとうございます。
作者は遅筆なので気長に待ってくださると嬉しいです。